【林享の目】璃花子の強みは“引き出し”の多彩さ 体調や相手に合わせ変幻

2018年08月25日 09:44

競泳

【林享の目】璃花子の強みは“引き出し”の多彩さ 体調や相手に合わせ変幻
アジア大会競泳女子50メートル自由形決勝、金メダルを手に笑顔の池江(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【ジャカルタ・アジア大会第7日 ( 2018年8月24日 )】 昨季までの池江は国際大会終盤の種目ではタイムを落とし、予選落ちすることもあったが、今大会はパンパシの疲れがある中で好記録で泳ぎ続けた。50メートル自由形は個人種目で中国勢に勝つのが最も難しい種目だと思っていたが、隣を見ながら泳いでしっかり勝ちきった。勝負に徹して勝つレースができている。
 3日目の100メートルバタフライでは成長を感じた。前半から積極的に飛ばしたパンパシとは真逆の後半上げていく泳ぎで、自己ベストに0秒22に迫る56秒30にまとめて快勝した。その時の体調や選手の顔ぶれによってレースプランを変えられるのが強みだ。

 東京五輪へ向けて、現時点では100メートルバタフライはメダル確実で、200メートル自由形も十分に表彰台が狙える。メドレーリレーと混合メドレーリレーも戦える種目になった。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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