スパーズのジノビリが現役引退表明 NBA16シーズンで4度のファイナル制覇 41歳での決断
2018年08月28日 16:04
バスケット
土壇場での勝負強さ、安定したシュート力、さらに相手の股間を抜くような奇抜なパスやユーロステップを駆使しての独特なムーブなど、NBAの技術的概念を大きく変えた人物の1人。シルバー・コミッショナーは「NBAのグローバル化に貢献したパイオニアだった」とその功績を高く評価した。
1999年のドラフトで最後から2番目の全体57番目という遅い指名選手ながら、プレーオフで通算3000得点(3054)と300本以上の3点シュート(324)の両方をクリアしているのは今オフにキャバリアーズからレイカーズに移籍したレブロン・ジェームズ(33)とジノビリの2人だけ。ジノビリは2001年にイタリアのボローニャでユーロリーグ優勝を経験しており、2004年のアテネ五輪ではアルゼンチン代表として金メダルを獲得。同五輪準決勝では米国を89―81で下し、決勝では予選リーグで敗れていたイタリアを84―69で退けて初の金メダルを獲得した。
五輪+欧州+NBAですべて頂点を極めたのは、元ニックスでその後政治家に転身したビル・ブラドリー(1964年東京五輪、1966年ユーロリーグ、1970、73年ファイナル)とジノビリの2人だけ。バスケットボールの歴史にも名を残す競技人生だった。
スパーズではファイナル制覇にともに貢献したティム・ダンカン(42)がすでに引退し、トニー・パーカー(36)はホーネッツに移籍。2014年のファイナルでMVPとなったカワイ・レナード(27)もラプターズに移籍しており、ジノビリの引退で、黄金期を築いた選手が全員、名将グレグ・ポポビッチ監督(69)の下から去ることになった。
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