【菊谷崇の目】キック対応で明暗 NZは再獲得し日本は奪われた

2018年11月04日 08:33

ラグビー

【菊谷崇の目】キック対応で明暗 NZは再獲得し日本は奪われた
<日本・ニュージーランド>後半12分、トライを決めるヘンリー(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【ラグビー リポビタンDチャレンジカップ2018   日本31―69ニュージーランド ( 2018年11月3日    東京・味の素スタジアム )】 キックの対応に差が出た試合だった。ニュージーランドは再獲得し、日本は奪われた。精度だけでなく、連係の差とも言えた。
 前半28分、左サイドを突破したWTBナホロが、スペースがあったゴール前に浮き球を蹴った。オールブラックスは3人が追いかけたが、日本はSO田村1人だけだった。

 CTBラウマペがつかんでトライするのだが、仮に田村が取っても数的不利から奪い返されていただろう。同じように裏を狙われてカバーできない場面が何度かあった。キックパスを含めてキックの使い方は両チーム似ていたが、キックに対する反応には違いが表れた。

 攻撃は自信を持っていい。オールブラックスから5トライを取れるチームは世界にそういない。私は11年と13年に、ニュージーランドと対戦したが、当時とは明らかに違う。セットプレーをうまくできれば、次のイングランド戦は面白くなる。(11年W杯日本代表主将)

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