暴力問題の再発防止の研修会実施 力士会会長の横綱・鶴竜も自覚促す「自分は関係ないと思わないように」

2019年02月05日 16:41

相撲

 日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で暴力問題の再発防止などを目的とした研修会を実施した。「研修ウイーク」の初日となった4日は約900人の全協会員が対象だったが、この日は十両以上の関取のみを集めて行われた。
 日本スポーツ法学会理事などを務める棚村政行氏を講師に迎え、「体罰・暴力はなぜダメか?」「ハラスメントって?」「八百長、賭博、反社会的勢力との交際等なぜダメ?」などのテーマに沿って進められた。体罰・暴力については「一時的に問題行動を抑えることができても真の問題解決にはつながらない」「ひとりひとりの人間性や特徴・個性の芽を摘む」などと説明した。

 2日連続で研修会に参加した力士会会長の横綱・鶴竜(33=井筒部屋)は「関取衆も若手も裏方も自分は関係ないと思わないように、自覚してやってもらいたい。(暴力などを)見かけたら、親方に言うということ。チクリは悪いことじゃない。大きくならないうちに伝えることで、自分のためにも相手のためにもなる」と訴えていた。

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