岩崎恭子さんが過去を反省「ちょっと恥ずかしいですね。ちょっとひどいなって…」
2019年02月05日 19:29
競泳
バルセロナ五輪前にはメダル候補にも挙がっていなかった岩崎さん。レース前に手応えなどは一切なかったそうで「(それまでの)ベストが2分31秒だったのに2分26秒で金メダル。そんなに短期間で縮められるとは思っていなかった」とし、予選で2分27秒台を出しただけで「何が起こったのかなって。周りもそうだったと思う」と驚くとともに満足。「もうおみやげもらった!」と思っていたという。
また、金メダル獲得時にゴーグルをしていなかったことについては、小6の時の大会にゴーグルをつけて飛び込んだところ「ネックレス状態」になってしまって泳ぎに支障が出たことで以降コーチから禁止令が出たことを明かし「ただ、私が(飛び込みが)ヘタだったっていう…」と苦笑い。それでも「こんなに(手を)かいて、蹴って、これだけ進むのはバルセロナでしか経験できなかった。毎回壁を蹴っているような勢いで、不思議な感覚だった」と会心のレースを回想した。
当時はレース後に14歳の少女が発した「今まで生きてた中で一番幸せです」というコメントが大きな話題を呼び、平成を代表する“名セリフ”となった。その音源を腕組みしながら聞いていたと寺島アナに明かされた岩崎さんは「ちょっと恥ずかしいですね。ちょっとひどいなって…」と恥ずかしがることしきり。
「14歳の時に思ったことが素直に出て来た」言葉だったが、「後で笑われるようになったりして少し辛かった」とも。当時は現在のようにインターネットが普及していなかったため現地では日本の“恭子ちゃんフィーバー”も知らず、帰国した空港で「記者にバーッと囲まれて。それから記者に追っかけられる日々がしばらく続いた。あまりに注目されて生活もままならなくなった時に練習にも身が入らなくなってしまった。毎日淡々とこなせばいいかなと思う自分がいて、当然タイムは伸びなかった」と結果的に20歳での早い現役引退につながったという。
14歳の自分に今かける言葉があるとすれば何か?と問われると「よく頑張ったねってことだけですね」と岩崎さん。今でもあの金メダルが生きてた中で一番幸せか?という問いには「普段おいしいものを食べてても幸せだって思えるので。幸せなことをどんどん増やせるように、小さなことでも喜べるようになりたい」と答えた。
早くも来年に迫った東京五輪に向けては、メダル獲得が期待される池江璃花子(18=ルネサンス)にインタビューした際に「練習が息抜きだって言ってて驚いた。私は練習がストレスだったので。それを聞いた時に、私には(そういう思いは)ないし、ほかの人にも多分ないところだと思います」と感心する場面もあった。
おすすめテーマ
2019年02月05日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
4回転トーループ成功の佐藤駿が男子初優勝「満足いく演技ができた」 全中フィギュア
-
スーパーボウルの視聴者数が激減 「記録的」な前年比 ニューオーリンズでは半減
-
“野獣”松本薫は偉ぶらない先輩 後輩近藤亜美が引退惜しむ
-
レスリング栄和人氏 “全日本”復帰に意欲「もう1回戻りたいという感じ」
-
常夏のグアム島でゴルフ3日間54ホール 参加者募集中!
-
55歳で急死したニッカネン氏は就寝中に死亡 糖尿病が原因か?
-
荒磯親方、指導者デビュー「みんなの後押しをしたい」
-
松山、グリーンに苦戦15位で終戦 悔しさもありながら前向き
-
リーチ主将、4強入り狙う 準備期間9ヶ月「言い訳できない」
-
フッカー堀江、右足回復順調 3月実戦復帰目指すが慎重の態勢
-
No・8姫野、合宿のテーマ設定 W杯出場へ状態を呼び覚ます
-
ペイトリオッツ、最多タイ6度目頂点 史上最少勝利得点で制す
-
サックだインターセプトだ!リーグ21位の守備陣が奮闘目立つ
-
ラムズ、史上2チーム目「ゼロTD負け」 組織守備に攻撃沈黙
-
鳥人・ニッカネン氏死去 カルガリー冬季五輪3冠含む4つの金
-
紀平、自己ベスト更新へ意欲 フィギュア四大陸選手権7日開幕
-
望結、SP7位発進 大きなミスなく「気取らずにいい状態」
-
陵侑、悪天候に泣き9位 1本目トップも「風を受けすぎた」
-
三宅、タイへ出発 2月に実戦は競技人生初「185キロ目標」
-
内田前監督・井上前コーチ、書類送検へ 日大悪質タックル問題
-
柔道・松本薫、引退発表 ロンドン五輪女子57キロ級金メダル
-
男子1500m、一戸が7位 小平は調整を優先して出場せず
-
レギュラーの部は八重樫が優勝 レディースの部は堀内が優勝