八村、肉弾戦制す ひじ打ちで鼻血もチーム最多17得点
2019年03月29日 14:54
バスケット
最大14点差をつけた試合は、後半残り4分11秒で60―56と4点差に迫られた。フロリダ州立大は勢いづいたが、八村は冷静だった。「ああいうのも練習の時からずっとやってきたシチュエーション。落ち着いてできた」。ポストでパスをもらい、シュートを打とうとしたが、守備が集まってくるのを見て外へパス。3ポイントシューターのノベルJrが決め、残り3分6秒で63―56と7点差に広げた。
「相手も分かってきて、僕とかBC(ブランドン・クラーク)がドライブすると、バッと(守備の距離を)縮めてきた。それはそこで、このチームは良いシューターがいっぱいいるので、しっかりパスできたんじゃないかな」と会心の笑み。このプレーで試合の流れは再びゴンザガ大に戻り、最後は14点差の快勝だった。
フロリダ州立大は2メートル23のクマジなど大きい選手が多い上に、ラフプレーもしてきた。「そういうチームというのは試合前からコーチに言われていた。10人くらいで回してくるし、凄くファールをしてくる。それは自分たちも分かってやっていた」。チーム最多の17得点だけでなく、同時に相手反則もチーム2番目となる6個を誘った。
2回戦のベイラー大戦は今季ワーストの6得点にとどまったが、きっちり気持ちを切り替えてプレーできたという。「前の試合が終わった後は、この試合に集中した。去年負けた相手だったので、そのフイルムを見たりして、自分がどうすればうまくプレーできるかをコーチと話し、練習でもいろんな調整をしてやってきた。それが試合で出た」。前半は自らドライブしてレイアップを決めたり、ミドルレンジのジャンプシュートを成功させて得点でチームをリード。後半にマークが集中してくると、味方にパスを回した。
これで目標だったファイナル4進出まであと1勝。「僕もずっとファイナル4に行きたいと思ってやってきた。あと1勝すれば行けるということで、意識してやっていきたい」と準々決勝に目を向けた。
おすすめテーマ
2019年03月29日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
ウルフパック 遠征初戦は黒星 堀江が半年ぶり実戦復帰「楽しかった」
-
ウルフパック、遠征初戦は黒星 ジョセフHC「ハッピーな部分も課題も出た」
-
石川祐希 イタリアから帰国「結果だけ見れば満足できない」
-
競泳・藤森太将、ドーピング検査で陽性反応 リオ五輪4位
-
貴景勝、関取目指し「笑われた」過去告白…栃ノ心との“大関入れ替え戦”の裏側に迫る
-
ゴンザガ大が宿敵フロリダ州立大を下して8強入り 八村は17得点
-
松山英樹、小平智の敗退決定
-
森薗、伊藤組が4強入り 卓球カタール・オープン
-
荒磯親方驚かせた貴景勝の急成長 1年で変わった「パーン、パーン」から「パパパパーン」
-
米国代表にネーサン・チェンら フィギュア世界国別対抗戦
-
萩野 東京五輪目指す意向、所属事務所社長の北島氏明かす
-
紀平“ばり硬”靴で明るい兆し「今のところ合っている」
-
宇野「楽しんでもらえれば」、世界選手権の悔しさ晴らす
-
来シーズンNHK杯、札幌で11・22~24 GPシリーズ日程
-
羽生 視聴者人気世界一 IOC五輪チャンネルが発表
-
貴景勝 地元芦屋で祝賀会、大関昇進のご褒美フレンチ
-
白鵬の三本締めを調査、協会がコンプラ委員会に委嘱
-
ラグビー代表候補 29日NZ遠征初戦 姫野「チャレンジ」
-
サンウルブズSH茂野 29日ワラタス戦へ「ベストを出す」
-
ウェールズ協会 ラグビー日本W杯へ会見、初優勝へ意欲
-
松山 初戦は黒星、ショットに乱れ「いいとこなかった」
-
奈紗 メジャー見据えて気合、28日開幕起亜クラシック
-
アン・シネ、今季初戦でダッシュ切る 29日開幕アクサL
-
中学男子は広山、女子は清本V ともに初の日本一