佳純&吉村、60年ぶりの連覇ならず銀 東京五輪へ「自信ついた」
2019年04月27日 05:30
卓球
連覇を逃したとはいえ、2人は3大会連続の決勝。吉村真は、右手薬指に不安がある張本に代わって急きょ抜てきされたが、コンビは盤石だった。石川は「3大会連続メダル。自信を持っていいペアと思う」と胸を張った。
女子シングルス4回戦でつまずきながら、気持ちを立て直した。切り替えの方法は、日々の生活で養う。この数年、読書が日課。自己啓発本を愛読し、「いかに平常心でいられるか」と、競技のヒントを探す。吉村真の「石川さんはスマホをいじらない人」という評価通り、本と向き合う時間が長い選手だ。
混合が東京五輪で採用されることになり、世界に変化が出てきた。男子の倉嶋洋介監督(42)は「各国のエースが組み始めた」と説明する。従来は、違う国同士で組む国際ペアが珍しくなかった。中国勢はその典型例。15年準V、17年Vの石川・吉村真組でさえ、中国ペアとの激突は今回が初めてだった。
代表枠の関係で、今大会に出たペアが五輪に出るとは限らないが、どの国も“本気度”が上がっている。石川は「フルメンバーの中での2位で凄く自信が付いた」と強調した。来年の祭典は競技の最初に行われる。シングルス、団体に弾みをつけるためにも、メダルを譲れない種目だ。
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