桐生 ガトリンにあと10センチの2位 ラスト差されて「悔しい」
2019年05月20日 05:30
陸上
![桐生 ガトリンにあと10センチの2位 ラスト差されて「悔しい」](/sports/news/2019/05/20/jpeg/20190519s00056000530000p_view.jpg)
サニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が9秒99をマークした1週間後のレースで“元祖9秒台男”の桐生が黙ってはいなかった。リアクションタイムは隣のレーンを走るガトリンの0秒149を上回る0秒138と好発進。中盤以降、ガトリンと並んでも「競り合いでも自分の走りができたことはタイム以上に価値がある」と力みで失速していた以前の走りからの成長を口にした。
10秒0台が一度も出せなかった昨季の反省も踏まえてドーハ世界選手権(9月開幕)まで続く長いシーズンを見据え体づくりにも工夫を凝らしている。「夏バテしないような体をつくりたい」と話すように、今季は3月に10秒08を出したオーストラリアでの初戦から帰国後は4月のアジア選手権に向けて調整ではなく、坂ダッシュなどで体を鍛え続けてきた。「あれだけ冬季走ってきた。やってやろうという自信がある」と精神面の動揺もなくなった。
山県ら国内の強豪を抑えての2位。9秒98、10秒01を出したのはいずれも予選や学生の大会だった。約1カ月後には5年ぶりの戴冠を狙う日本選手権で真の日本最速を決めるつもりだ。「去年はプロとしてうまくいかなかったので結果を出したい」と目の色を変えた。(河西 崇)
<男子400メートルリレー> 侍が名誉挽回のVだ。11日の世界リレーはバトンミスで予選失格。同じメンバーで臨み日本歴代4位の38秒00をマークし2位の米国以下を寄せ付けなかった。アンカーの桐生は「バトンを落とさなくてホッとした」と笑顔。前走の悲劇の主人公、3走・小池は「いろんな失敗レースを見た」と対策を明かした。1走多田―2走山県の中継でもたつきながらの好記録。8位以内で東京五輪出場権を得る今秋の世界選手権(ドーハ)へ弾みをつけた。
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