松山 11番暗転ダボ…10差23位、ショット乱れて足踏み
2019年06月17日 03:36
ゴルフ
「スタートは良かったかなかあと思うんですけど、途中から良くなかったので…」
確かに日本男子初の快挙達成を予感させる“波”は来ていた。予選2日間はレイアップを選択した315ヤードの4番パー4で初めて1Wを手にし、第1打をグリーン右手前のラフまで運んでバーディーを奪った。続く5番では8メートルのパットを沈めるなどここからショットとパットがかみ合って3連続バーディー。首位に6打差の11位まで順位を上げ、一瞬、首位争いを垣間見たが、その先に大きな落とし穴が待っていた。
3日目に奪った7バーディーは決勝に残った世界最高の79人中最多。世界屈指の爆発力を秘めていることをあらためて証明したが、松山が求めているのは可能性ではなく過去の自分を超える結果だ。
メジャー自己最高の2位に食い込んだ2017年全米オープン。最終日にその日のベストスコア66を叩き出し、満面の笑みを見せたが、優勝したケプカとは4打差。もう形だけの準Vでは満足できない。「いいショットを打っても結果が悪かったり、悪いショットを打っても結果が良かったり…全部がいい方向に行くように」。テーマは高いレベルの安定感と爆発力。出直しの最終ラウンドは16日午後0時29分(日本時間17日午前4時29分)にスタートする。
《最多打差逆転優勝は「7」》全米オープン最終日の最多打差逆転優勝は「7」。1960年大会でアーノルド・パーマー(米国)が記録した。首位スタートのマイク・スーチャック(米国)が75とスコアを崩したのに対し、パーマーは65の快スコアを叩き出し、通算4アンダー、280で優勝。この時、2打差の2位だったのはまだアマチュアのジャック・ニクラウス(米国)だった。
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