貴景勝、名古屋場所出場へ「バッチリ。100%出る気持ちでやっている」

2019年07月03日 05:30

相撲

貴景勝、名古屋場所出場へ「バッチリ。100%出る気持ちでやっている」
相撲を取る稽古を再開した貴景勝 Photo By スポニチ
 大相撲の大関・貴景勝(22)が2日、カド番で迎える名古屋場所(7日初日、ドルフィンズアリーナ)出場に意欲を見せた。名古屋市内の千賀ノ浦部屋で実戦的稽古を解禁し、幕下以下の力士2人を相手に5番取り、「バッチリっす。いい感じっす。気持ちは100%出る気持ちでやっている」と言葉に力を込めた。
 先場所中に右膝じん帯を損傷し、6月はリハビリ中心。名古屋入り後は四股やすり足の基礎運動に限定して汗を流してきたが、徐々に強度を高めると、当初の計画通り初日5日前に相撲を取った。幕下以下が相手ながら、患部の右足で踏ん張って“試験”もクリアし「僕の中ではいいと思う。これだったら問題ない。怖さ、不安は全くない」と強調した。

 とはいえ、久々の実戦で感覚が鈍っていたのも確か。師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は「それなりにやったけれど、甘くはない。本人と話します」と慎重だが、本人は「最初は(立ち合いの)高さもおかしかった。2番目からスッと入ったから問題ないと思う」と語った。過去とは全く異なる調整法。それだけに今場所は幼少期から父・一哉さんと積み上げた“貯金”を駆使して戦い抜くつもりだ。「(本場所前日まで)あと4日で、どこまで高められるか。気持ちをさらに高めていかないと」と表情を引き締めた。

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