カナダ国籍選択の出口、父の母国に初の金「まさか優勝するとは思っていなかった」

2019年08月28日 05:30

柔道

カナダ国籍選択の出口、父の母国に初の金「まさか優勝するとは思っていなかった」
女子57キロ級表彰、銀メダルを手に笑顔を見せる芳田(左)(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【柔道世界選手権第3日 ( 2019年8月27日    東京・日本武道館 )】 長野で生まれ育ち、山梨学院大を卒業した出口が念願の世界一に輝いた。カナダ人の父と日本人の母を持ち、17年1月にカナダ国籍を選択。父の母国に五輪、世界選手権を通じて初の金メダルをもたらし「自分がまさか優勝するとは思っていなかった。驚いている次第でございます」と喜びを爆発させた。
 高校時代からのライバルで昨年は準決勝で敗れた芳田との決勝。「お互い国の代表として決勝で当たれるのはうれしい」。しぶとく延長に持ち込み、最後は谷落としで技ありを奪い雪辱を果たした。

 自身にとっても初の金メダル。「東京で優勝できたことで、来年への手応えをつかんだ。出口家の家宝になります」。東京五輪でも日本勢の前に立ちはだかる。

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