レスリング・栄和人氏、至学館大監督復帰 パワハラ解任から1年半、選手が要望
2019年11月21日 05:30
レスリング
至学館大は再任の理由について、信頼を回復した選手からの要望や、本人の反省と指導に対する熱意が確認できたとし「サポート、および練習環境を用意するために実績ある栄氏を監督として再任する必要がある」と説明した。
今年の世界選手権は10階級のうち6階級で至学館大所属、または同大を拠点に練習する選手が代表に入ったが、優勝は57キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)のみと低調な結果に終わった。日本の女子レスリング界をけん引してきた至学館大を中心に、世界での圧倒的な強さが失われつつある。東京五輪が迫る中での栄氏の復帰は吉と出るか。
<栄氏のパワハラ問題経緯>
▼18年1月 レスリング関係者が、代理人を通じ、内閣府の公益認定等委員会に伊調が栄氏にパワーハラスメントを受けたとする告発状を提出する。
▼同3月 日本レスリング協会は告発内容を一度は否定も、倫理委員会で弁護士による第三者機関の設置を決定。関係者への聞き取り調査を委託。
▼同4月 第三者機関が栄氏の行為の一部をパワハラと認定。日本協会の臨時理事会で栄氏の強化本部長辞任を発表。
▼同6月 栄氏が全日本選抜選手権の会場で謝罪会見を開き、現場復帰も、大会中の行動が問題視され、至学館大監督を解任される。
▼同8月 栄氏が至学館大を退職。
▼同12月 愛知県教育・スポーツ振興財団のスポーツアドバイザーに就任。至学館大の学外コーチにも就任。
◆栄 和人(さかえ・かずひと)1960年(昭35)6月19日生まれ、鹿児島県出身。鹿児島商工高(現樟南高)―日体大卒。87年に世界選手権で銅メダルを獲得し、88年ソウル五輪出場。03年に中京女子大(現至学館大)の監督に就任した。教え子には伊調千春・馨姉妹、小原日登美、登坂絵莉、土性沙羅らがいる。
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