渋野日向子 東京五輪金へ正月から1200球打ち込み!岡山帰省も「暇だったから」猛練習

2020年01月11日 05:30

ゴルフ

渋野日向子 東京五輪金へ正月から1200球打ち込み!岡山帰省も「暇だったから」猛練習
始球式を行った競泳・瀬戸大也(左)とゴルフ・渋野日向子(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 女子ゴルフの渋野日向子(21=RSK山陽放送)が10日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席した。年始から1200球を打ち込む猛練習をしたことを明かし、自国開催の東京五輪に向けて改めて金メダル獲得への意欲を示した。今季初戦となる2月20日開幕の米ツアー、ホンダLPGA(タイ)に向けて今月下旬からタイで合宿を行う。
 新年早々、五輪イヤーの“プレーボール”を告げる快投を披露した。ビッグスポーツ賞を受賞し、侍ジャパンの稲葉監督らと登壇。司会者に促され、「2020年東京五輪への始球式」として投手・渋野と捕手・宇津木妙子ソフトボール協会副会長の豪華バッテリーが実現した。ソフトボール経験のある21歳は、ど真ん中にストライク投球を披露。打者の競泳・瀬戸から空振りを奪い、会場を沸かせた。

 「試合よりも緊張しました。手汗が半端なかった。今年はオリンピックがある。自国開催でもあるし、いつも以上に強い気持ちで頑張っていかないと。出るからには金メダルを獲りたいです」

 今年初めての公の場。海外メジャー・全英女子オープンを制し、一躍日本を代表する選手となった昨年を「これ以上ないっていう年でした」と振り返った。大みそかはNHK・紅白歌合戦の審査員を務め、元日に地元・岡山に帰郷。1日は渋野家恒例のトレーニングなどをして過ごしたが、3日には「暇だった」と突然朝に青木翔コーチに連絡を入れた。練習場に向かい急きょ“打ち始め”。いきなり1200球を打ち込んだという。「筋肉痛になりました。ハハハ」と笑うが、すでに五輪に向けてエンジンは全開だ。

 今月下旬からは新シーズンに向けてタイで合宿を行う。ともに「テレビ朝日スポーツ放送大賞」を受賞した青木コーチから「地獄のように練習してもらいます」と猛特訓の予告を受けた。今年初戦は米ツアーのホンダLPGAを予定。五輪代表入り、そして金メダル獲得へ。「6月末までに代表が決まる。それまでに米ツアーと日本ツアーで頑張って(世界ランク)15位以内に絶対に行きたい」と誓った。

 《青木コーチ、大吉引いて怒られた》○…渋野とともに「テレビ朝日スポーツ放送大賞」を受賞した青木翔コーチは「光栄に思います。この賞に恥じないように、今年1年間、彼女とオリンピックを目標に頑張っていきたい」と話した。壇上では「即席レッスン」として1Wスイングのポイントを説明するなど注目の存在。おみくじでは2年連続で「大吉」を引いたことを明かしたが、渋野から「私は吉。運持っていかれた。普通、私でしょ」とツッコミを入れられ、苦笑いだった。

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