競歩・池田向希 川野に続き五輪切符へ「自分の最大限の力を出す」
2020年02月16日 05:30
陸上
若手のホープは礼儀正しく、そして歯切れも良かった。丁寧な自己紹介をした池田は意気込みを問われると、「練習をしっかり、じっくり積み重ねて、順調に仕上がった。明日は自分の最大限の力を出せば、自ずと結果が出ると思う」と言い切った。
昨秋の世界選手権で6位に終わり、世界との差を痛感。食事から見直し、「以前と同じ練習をしても疲労感がない」と手応えを感じている。14日に寮を出る際は、チームメートの川野から「しっかり決めてくれ。頑張れ」と力強い言葉をもらった。同学年でともに静岡県出身。高校時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた親友からのエールほど心強いものはない。自己ベストは山西に次ぐ1時間17分25秒。東洋大コンビで東京に挑む青写真を今日、実現する。
〇…5連覇中の2人は連覇よりも五輪切符獲得を強く意識した。男子の高橋が「(6連覇の)意識は全然ない。今までの日本選手権とは意味合いが違うし、6連覇より五輪に内定したい」と言えば、女子の岡田も「高橋君と同じように6という数字にこだわりはない。内定するという強い気持ちで毎日練習してきましたから」と続けた。ともに優勝すれば、2大会連続の五輪出場となる。
〇…出場選手の中で唯一、五輪出場を決めている山西は日本一にこだわる。昨秋の世界選手権で世界一となったが、「五輪の出場権を持っている、持っていないは関係なく、明日のレースで勝ちたい」と熱い思いを打ち明けた。京大卒のIQウオーカーとして注目度も高い中、「去年どうだったとかではなく、その瞬間強い人が一番強い」と持論を述べ、日本一へのこだわりをかいま見せた。
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