大相撲夏場所中止を発表 7・19初日、名古屋場所は両国で無観客開催目指す

2020年05月04日 17:57

相撲

大相撲夏場所中止を発表 7・19初日、名古屋場所は両国で無観客開催目指す
両国国技館 Photo By スポニチ
 日本相撲協会は4日、理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で2週間延期にした夏場所(24日初日、両国国技館)の中止を発表した。本場所中止は、戦争で被災した国技館の修復遅れを理由とした1946年夏場所、八百長問題の影響を受けた2011年春場所に続き、9年ぶり3度目となる。
 また、7月19日初日の名古屋場所は両国国技館に会場を変更し、無観客開催を目指すとした。秋場所後に予定していた秋巡業は中止となった。

 これまでは政府の要請に沿って対応するとしてきた相撲協会だったが、6日期限の緊急事態宣言が夏場所初日の24日より後の31日まで延長される方向となったこともあり、中止という決断に至った。

 3月の春場所(エディオンアリーナ大阪)は感染拡大の影響で史上初の無観客での開催。協会員に感染者が出れば打ち切りの方針だったが、15日間を完遂した。4月3日の臨時理事会では、夏場所と7月の名古屋場所を2週間延期する措置を決定。相撲協会は各部屋に不要不急の外出をしないように通達し、接触を伴うぶつかり稽古などを禁止とした。徹底した感染防止策を施したものの、4月10日に幕下以下の力士1人のウイルス感染が判明。その後は高田川親方(元関脇・安芸乃島)と弟子の十両・白鷹山ら6人の感染が明らかになっていた。

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