【荒磯親方 真眼】今場所は見違えるよう…大関らしく地に足ついている朝乃山

2020年07月21日 06:00

相撲

【荒磯親方 真眼】今場所は見違えるよう…大関らしく地に足ついている朝乃山
遠藤(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【大相撲7月場所2日目 ( 2020年7月20日    両国国技館 )】 新大関の朝乃山は初日、2日目とも、立ち合いの1歩目を踏み込んでから体が全く動いていませんでした。遠藤が左を差しに来ましたが、深く受け止めて、下半身の力も全て上に伝えていました。遠藤のうまさなど比ではないくらいの力強さです。大関に上がる前の3場所もいい相撲を取っていましたが、今場所は見違えるようです。「大関」という感じの相撲でした。
 一気に前に出ることは強気と思われがちですが、相手の攻めを残せないから前に出るという考え方もあります。調子が悪いときは足が前に流れたり、残せないという不安があると一歩前に出たりします。そうなると軽さが出ます。朝乃山はそのような不安がないので無理に前に出る必要はなく、地に足が着いています。私も大関、横綱のときはあのような立ち合いを目指していました。それを朝乃山は2日続けていとも簡単にやっていました。ポテンシャルの高さを感じます。(元横綱・稀勢の里)

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