オーランド入りしたNBA選手の陽性率は0% 再開まであと10日 フロリダ州は感染拡大

2020年07月21日 07:47

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オーランド入りしたNBA選手の陽性率は0% 再開まであと10日 フロリダ州は感染拡大
NBA再開の舞台となるオーランドのESPNワイドワールド・オブ・スポーツコンプレックス(AP) Photo By AP
 NBAは20日、再開シーズンの舞台となるフロリダ州オーランドに入りしている22チームの選手346人を対象に行った新型コロナウイルスの最新検査結果を公表。スポーツ専門局のESPNによれば、キャンプ初日に322人に行った検査では2人が陽性反応を示したが、再開まであと10日と迫った現時点では全員が陰性で、厳重な健康管理体制の効果がここまでは出ている。
 オーランド入りしていない選手の中ではロケッツのラッセル・ウエストブルック(31)やキングスのハリソン・バーンズ(28)といった主力選手の感染が判明しているが、ディズニー・ワールド内にある「ESPNワイドワールド・オブ・スポーツコンプレックス」の各施設から外部との接触を断ち、練習時でもソーシャル・ディスタンシングなどの防止対策を徹底した結果、新型コロナウイルスのホットスポットとなっているフロリダ州での“危機”をはねのけている。

 ただしフロリダ州では20日、新たに1万347人の感染が判明。死者はこの日だけで90人、ここ1週間では795人を数えるなど、依然としてきびしい状況が続いている。ここ1週間の感染者数の推移は9194→10181→13695→11466→10328→12478→10347。1日で5000人以上の感染が判明したのは27日連続、1万人以上は6日連続となった。すでに50以上の病院で集中治療室(ICU)が満床となるなど医療体制はひっ迫。累計の感染者は36万394人で陽性率は11・79%となっている。

 感染拡大に歯止めがかからないために庶民の不満と怒りも増大。同州のロン・デサンティス州知事(41=共和党)はこの日、記者会見を行って状況を説明したが、会見場に若者が乱入して抗議するハプニングもあった。 

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