NBAのプレーオフがスタート クリッパーズ先勝 ジャズのミッチェルは57得点も延長で苦杯
2020年08月18日 13:56
バスケット
マーベリクスは2季目を迎えたガードのルカ・ドンチッチ(21)が42得点と7リバウンド、9アシストを稼いだものの、ターンオーバー数も多く、クリッパーズ全体と同じ11回。チームとしては21回で22失点を喫するなどミスも目立った。
残念だったのは71―66と5点をリードしていた第3Qの2分50秒にコールされたクリスタプス・ポルジンギス(25)へのテクニカル・ファウル。14得点を挙げていた221センチの同選手は第2Qにも自身への反則に不満をぶつけてテクニカルをコールされており、2度目となったために自動的に退場処分となった。流れはここから変わってクリッパーズに勝機を与えた形。背中をつかまれて怒ったドンチッチがクリッパーズのマーカス・モリスSR(30)に詰め寄ったところでポルジンギスは仲裁に入ったが、その際にモリスを手で押したためにダブル・テクニカルが宣告された。
西地区全体6位のジャズは勝機がありながら延長の末に3位のナゲッツに125―135(前半52―59、延長10―20)で惜敗。ドノバン・ミッチェル(23)が43分の出場で、マイケル・ジョーダン(元ブルズ=63得点)とエルジン・ベイラー(元レイカーズ=61得点)に次ぐプレーオフ歴代3位となる57得点をたたき出したがあと一歩及ばなかった。
ミッチェルは4点をリードしていた第4Qの残り1分46秒。8秒のバックコート・バイオレーションをコールされ、ここからナゲッツに反撃されて延長に持ち込まれた。ルディ―・ゴベア(28)がディフェンス・リバウンドをキープしたあとにボールをはたかれて自陣ベースラインからのスローインとなったのだが、その際にショットクロックが「2秒」減っていたことを知らずにボールを運んだために犯したバイオレーション。引き算をすれば「6秒」でフロントコートに入らなくてはいけなかった場面で、本人も「責任は自分にある」とミスを認めていた。
上位シードとして辛くも勝利を収めたナゲッツではガードのジャマール・マーリー(23)が延長での10得点を含む36得点をマークして勝利に貢献。このカードは今季4戦全勝となった。
昨季王者で東地区全体2位のラプターズは30得点と11アシストを記録したガード、フレッド・バンブリート(26)の活躍で7位のネッツに134―110(前半73―51)で快勝。東地区全体3位のセルティクスは109―101(前半55―49)で6位の76ersに競り勝って白星発進となった。