“タカマツ”高橋礼華、引退へ 東京五輪目指すも切符争い厳しく…
2020年08月18日 05:30
バドミントン
昨年8月の世界選手権で準々決勝で敗退。五輪出場への雲行きが危うくなったが、昨年12月には「五輪に出る、出ないは別として最後まで戦う。胸張っていいバドミントン人生だと思えるよう(本来の五輪レースだった)4月まで頑張りたい」と明言していた。だが、コロナ禍の中、最後のゴールテープを切ることなくユニホームを脱ぐ決断を下した。
高橋礼が後衛で構えるタカマツが、リオ五輪決勝で大逆転での金メダルを獲得。日本の女子ダブルスは、世界ランク上位を席巻する「お家芸」に急成長を遂げた。日本バドミントン界の壁を乗り越えた第一人者が、コートを去ることになった。
◆高橋 礼華(たかはし・あやか)1990年(平2)4月19日生まれ、奈良県橿原市出身の30歳。宮城の聖ウルスラ学院英智中、高を卒業後、09年に日本ユニシス入社。高校時代に1学年下の松友とペア結成し、14年10月に現行の世界ランキング制度で全種目を通じて日本勢初の1位、同年BWFスーパーシリーズファイナルで日本勢として初制覇。全日本総合選手権は5度優勝。1メートル65。右利き。