リオ金の“タカマツ”高橋礼華、現役引退へ 20年8月にコートを去る理由
2020年08月18日 13:31
バドミントン
16年リオデジャネイロ五輪から4年。五輪連覇の偉業に挑むべきか何度も悩んだという。し烈な五輪選考レースが始まる昨年4月には遠征先シンガポールのホテルの一室で、松友と本音をぶつけ合った。高橋は「選考レース、東京五輪で勝つ」と腹をくくった。トップアスリートとしてモチベーションを保つリミットが20年8月、このタイミングだった。昨年12月、高橋は全日本総合選手権の敗戦後に号泣。「この大会で成長させてもらった」と最後の舞台だったことを明かしていた。
日本勢初の五輪金メダルを成し遂げ、「タカマツ」の愛称で知られる黄金ペアは19日に会見を行い、自らの口で全てを報告する。
◆高橋 礼華(たかはし・あやか)1990年(平2)4月19日生まれ、奈良県橿原市出身の30歳。宮城の聖ウルスラ学院英智中、高を卒業後、09年に日本ユニシス入社。高校時代に1学年下の松友とペア結成し、14年10月に現行の世界ランキング制度で全種目を通じて日本勢初の1位、同年BWFスーパーシリーズファイナルで日本勢として初制覇。全日本総合選手権は5度優勝。1メートル65。右利き。