鶴竜、腰痛で3場所連続休場…最近7場所で6回目「次は結果残さないと」来年初場所で進退

2020年11月06日 05:30

相撲

鶴竜、腰痛で3場所連続休場…最近7場所で6回目「次は結果残さないと」来年初場所で進退
11月場所を休場することを決めた鶴竜(日本相撲協会提供) Photo By 共同
 【8日初日 大相撲11月場所 】 大相撲の横綱・鶴竜(35=陸奥部屋)が5日、腰痛のため11月場所(8日初日、両国国技館)を休場すると明言した。休場は3場所連続で通算18度目。この7場所では6度目の休場となった。次に出場する場所で進退を懸ける覚悟が固まっている中、師匠の陸奥親方(元大関・霧島)は来年初場所(1月10日初日、両国国技館)の出場を前提とする考えを示した。
 休場が目立つ横綱は、またしても臨戦態勢にならなかった。この日まで相撲を取る稽古はできず「こんな状態だと難しいかなと思う」と説明。「次に出た時はちゃんとした結果を残さないといけない」と進退を懸ける覚悟を示した。

 鶴竜は7月場所を右肘の負傷で途中休場。秋場所は腰の故障で全休した。復活を目指して体づくりを続けてきたが、相撲を取る稽古を再開しようとしたところで再び腰を痛めた。「調子に乗って“良くなったから体を戻さないと”と負荷をかけすぎてこうなった」と説明。「まわしをつけると痛い」という状況だ。

 鶴竜の休場は横綱昇進後では在位39場所で17度目。休場率は・436に及んでいる。昨年名古屋場所で6度目の優勝を飾った後は皆勤が1場所だけとあって、秋場所後の横綱審議委員会では一部の委員から「激励」などの決議を求める意見が出ていた。「言われてもしょうがない」と神妙に受け止めた。

 まずは戦える体に戻すことが先決だが、師匠の陸奥親方は「これ以上休めないと思う」と来年初場所の出場は不可避と捉えている。その上で「負けたからまた休むのは無理」と厳しい言葉を口にした。35歳の横綱が崖っ縁に追い込まれた。

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