白鵬が横審の「注意」に「応えていくだけ」 綱取りかかる貴景勝との初場所対戦へ「強い壁があってこそ」
2020年12月09日 15:26
相撲
この日は両膝のストレッチや下半身強化、てっぽう、すり足を終えてから、十両・石浦を相手に立ち合いの確認と当たりを受け止める稽古を行った。既に様子を見ながら相撲を取る稽古を始めているというが、ケガの回復具合については「まだまだ。日に日にという感じ」と説明した。
復活を期す初場所(来年1月10日初日、両国国技館)に向け、18日から行われる合同稽古には参加予定で「この合同稽古に合わせて体づくりしていきたいなと思う」と話した。11月場所の前に実施された合同稽古では新大関・正代らと相撲を取ったが、状態は「自分の中では全く駄目だった」という。「焦りの気持ちの中で、傷口がいいと思われる中で、(膝の)中がもうちょっとだったんだろうね。また痛めてしまった。万全で闘う自分の体、足腰、膝ではなかった」と休場を余儀なくされた。
11月場所では2横綱2大関が休場する中で、貴景勝が大関昇進後初めての優勝を果たした。「今度は綱獲りというもう1つ上の番付に挑戦するわけですから。その辺はやっぱり強い壁があってこそ、越えて上がるべき。15日間の中で1日どこかでぶつかるわけだから。思い切りいきたい」と昨年11月の九州場所を最後に対戦のない貴景勝との取組に意欲を示した。
初場所の目標については「目標はない」と答えた。知人から「目標なんかつくったら、それはできない」と聞かされ「確かに、44回優勝する、横綱目指して頑張る(など)、最初からそういうのはない。気付いたらそこにたどり着いていることなので、それに気付かされた」という。「1日、自分がやることを積み重ねて頑張る」ということを心掛けて鍛錬を続けていく。
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