日本代表で躍動「五郎丸世代」 日本ラグビー界屈指のゴールデンエイジ
2020年12月09日 13:30
ラグビー
五郎丸とともに世代の筆頭に挙げられるのが、11、15、19年とW杯に3大会連続出場しているフッカー堀江翔太(86年1月21日生まれ)だ。特徴的なドレッドヘアーの風ぼうでも知られ、安定したセットプレー、バックス顔負けのハンドスキル、キックスキルが特長。次回の23年W杯フランス大会は37歳で迎えるが、今も「代えのきかない選手」との意見が根強く、4大会連続出場が期待されている。
15年W杯では五郎丸同様に初選出ながら、顕著な活躍を見せたのがWTB山田章仁(1985年7月26日生まれ)。日本代表初キャップ獲得は28歳と遅かったが、W杯では主力として活躍し、1次リーグ3戦目のサモア戦ではトライをマーク。その後はスーパーラグビーのサンウルブズでもプレー。コロナ禍の今年はオンライン上でも積極的に情報発信するなど、マルチな才能を発揮している。
五郎丸とは早大で同期だったプロップ畠山健介(1985年8月2日生まれ)、11年W杯日本代表のフッカー川俣直樹(1985年10月31日生まれ)も同世代。実は五郎丸や山田は、日本協会が将来の日本代表選手を育てようと、02年に創設した「エリートアカデミー」の1期生に当時高校2年生で選ばれた。プロジェクトは中途半端な形で終わったが、まいた種はその後確実に、大きな果実となって、日本ラグビー界屈指の世代をつくった。
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