ブレイクダンス 24年パリ五輪で初採用「こんなに早く…」国内関係者も驚き
2020年12月09日 05:30
五輪
「ブレイキン」とも呼ばれるブレイクダンスは、音楽に合わせて1対1の対決形式でパフォーマンスを披露し、採点で勝敗を決める。オンライン対戦も可能で、自宅や練習場から世界中の大会に参戦できるため、コロナ下でも発展している流れがある。もちろんパリ五輪の舞台となるフランスでも人気が高く、若者への影響を重視するIOCの五輪改革方針にも合っており、18年ユース五輪で初実施されてからわずか2年で五輪に“昇格”。IOCのバッハ会長も理事会後の会見で「特に若い世代に人気のあるスポーツの導入を優先した」と明かした。
日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス部の石川勝之部長は「こんなにも早く正式種目になるとは思っていなかった」と驚きを隠さなかった。日本は18年のユース五輪で男子の半井が銅メダル、女子の河合来夢が金メダルを獲得したほか、初開催された昨年のブレイキン世界選手権でも男子の堀壱成が銀、女子の湯浅亜美が金メダル。有望種目であり、同連盟は国際大会よりも細かい採点基準を昨季から導入してパリ五輪へ準備を整えている。
一方で、五輪種目入りを懸念する関係者もいる。競技性が高まることで、自由に自身を表現するというストリート文化の本質が変わってしまうというものだ。石川部長は「カルチャーとしてのブレイキンの発展にも尽力していきたい」と両立を意識するコメントを口にした。
▼ガレッジセールゴリ(芸人トップクラスの腕前)選ばれたぞぉー!ブレイクダンスはチャラく思われる部分もある。しかし並外れた努力と桁外れの肉体がなければできない技ばかりです。五輪メダリストが「僕にあの技は無理」というくらいレベルの高いことをしています。フランスは強いです。韓国も強いです。日本も見せつけてほしい!やっと世界にブレイクダンスの凄さが広まるぞぉー!
▼KENZO(DA PUMP、ストリートダンスの世界大会で8年連続優勝)ダンスシーンに関わる先輩方やたくさんの世代が幾度となく世界に挑戦し、発展させ、たどり着いた場所。自分も夢に見た世界が現実になっていることを幸せに思います。ブレイキンの可能性は無限大です。
おすすめテーマ
2020年12月09日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
コロナ渦のレイブンズが4試合ぶりに白星 QBラマー・ジャクソンが計3TDをマーク
-
ラグビー元日本代表・五郎丸が今季限りで引退 15年W杯3勝立役者 五郎丸ポーズは全国的ブームに
-
KONAMI麻雀格闘倶楽部「魔王」佐々木寿人 個人トップ8勝、今季最高スコアで独走 Mリーグ2020
-
男子バレー石川祐希 新型コロナ感染 現在は自宅療養中
-
畑岡は全米女子アマ覇者、渋野は前年Vの李晶恩と同組 全米女子予選R組み合わせ
-
ブレイクダンス 24年パリ五輪で初採用「こんなに早く…」国内関係者も驚き
-
五輪は「見せる」優先に TV中継映えしない伝統競技軽視の風潮は残念
-
ユース五輪2冠・河合来夢 ブレイクダンス五輪種目入りに「率直にうれしい」
-
パリ五輪 初めて実施種目数が男女同数に 重量挙げ、ボクシングなど階級削減
-
“分村”選手は東京入れず…IOC、東京五輪の「新ガイドライン」発表
-
新城幸也、ペダルを止めるな!第一人者、3度目の挑戦
-
アスリートの応援にギフティングという選択肢 魅力発信へバスケ女子日本代表主将・高田自ら会社設立
-
同大ラグビー部 大学選手権3回戦辞退 部員13人が新型コロナ感染
-
鶴竜、横審からの“注意”で背水の陣も「気にせず集中することが大事」
-
先場所途中休場の朝乃山 合同稽古参加へ「もう相撲を取れると思う」
-
阿部詩 13日、五輪代表決定戦に臨む兄・一二三へエール
-
競泳ジャパンOP 来年2月開催目指す 各種目32人を選出
-
高梨沙羅 18日開幕W杯ジャンプへ「楽しみたい気持ちでいっぱい」
-
「箱根駅伝」も新様式 次走者への声かけ&ゴール後の胴上げは禁止に
-
アメフト版伝統の一戦「関学大-日大」13日に激突 伝統に新風吹き込む両指揮官
-
「エリアカ」改革が選手強化につながった 日本卓球協会強化本部長・宮崎義仁氏
-
ラプターズ 新型コロナ3人感染、渡辺雄太がキャンプ参加中