池江璃花子は決勝4位に「すごく悔しい」 東京五輪選考兼ねる4月の日本選手権「ほぼ出る、と思います」

2021年01月23日 17:59

競泳

池江璃花子は決勝4位に「すごく悔しい」 東京五輪選考兼ねる4月の日本選手権「ほぼ出る、と思います」
<北島康介杯2021第2日>女子100メートル自由形決勝、力泳する池江璃花子(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【競泳・北島康介杯第2日 ( 東京辰巳国際水泳場 )】 白血病からの完全復活を期す池江璃花子(20=ルネサンス)が女子100メートル自由形に出場し、55秒35で4位に入った。予選で56秒16を記録し、東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(3~7日、東京アクアティクスセンター)の参加標準記録56秒53を突破。全体6位で進出した決勝ではさらにタイムを上げた。
 昨年8月の東京都特別水泳大会の50メートル自由形で594日ぶりにレースに出場してから復帰3戦目。初めて100メートルの種目にエントリーして好タイムを出したが「後半は焦りがあってうまく泳げなかった。速くもなく、遅くもなく、まずまずのタイムだと思う。日本選手権の参加標準記録を突破することを目標に泳いだので、切れたのは良かったですけど、4番はすごく悔しかった。また4番か、と」と昨年10月の日本学生選手権に続く4位を悔しがった。

 東京五輪出場には日本選手権の決勝で派遣標準記録を突破した上で原則2位以内に入ることが条件。女子100メートル自由形の派遣標準記録は個人種目が53秒31で、リレー種目は54秒42となっている。池江は日本選手権の出場について「ほぼ出る、と思います。まだコーチとちゃんと話をしていないので、確実に出るとは言えないですね」と説明。東京五輪についは「今日レース泳いでみて、(出場の)チャンスがあるのか、疑問が生まれた。勝負の世界は甘くないと痛感しました」と語った。

<ここまでの池江の道のり>
▼19年2月12日 ツイッターで白血病を公表。
▼同4月8日 日大へ入学。
▼同6月5日 公式サイトで5月下旬に一時退院したことを報告。
▼同9月6日 日本学生選手権を観戦。白血病公表後、初めて公の場に現れる。
▼同12月17日 退院し、24年パリ五輪を目指す意向を表明。
▼20年3月17日 公式サイトなどで406日ぶりにプールに入る姿を公開。
▼同6月19日 所属するルネサンスで競泳ヘッドコーチを務める西崎氏の指導で練習を行うことを発表。
▼同23日 東京五輪開幕1年前セレモニーに出演。世界に向けてメッセージを発信。
▼同8月30日 東京都特別水泳大会50メートル自由形に出場。594日ぶりにレース復帰。
▼同10月2日 日本学生選手権50メートル自由形に出場。25秒62で4位。復帰2戦目ながら0秒70もタイムを更新。

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