桃田賢斗、国際舞台復帰戦で快勝発進 交通事故、PCR陽性…長かった430日

2021年03月17日 23:50

バドミントン

桃田賢斗、国際舞台復帰戦で快勝発進 交通事故、PCR陽性…長かった430日
桃田賢斗 Photo By スポニチ
 【バドミントン全英オープン1回戦 ( 2021年3月17日    英国バーミンガム )】 男子シングルス世界ランキング1位で東京五輪出場を確実にしている桃田賢斗(26=NTT東日本)は同26位のインド選手を2―0(21―13、22―20)で下し、順当に18日の2回戦に進出した。遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷した桃田が国際舞台に戻ってくるのは、事故前日の昨年1月12日のマレーシア・マスターズ決勝以来430日ぶりとなった。
 交通事故で右目眼窩(がんか)底骨折など大けがを負った桃田は昨年12月の全日本総合選手権で11カ月ぶりの公式戦復帰を果たし、大会3連覇を達成。今年1月のタイ遠征で国際大会へカムバックを果たす予定だったが、出発の成田空港で行った新型コロナウイルスPCR検査で陽性反応が出たため日本代表選手団の派遣は中止に。今月9日開幕のドイツ・オープンに出場する予定だったが、こちらは現地の新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会自体が中止となった。

 今大会出発時のPCR検査では日本選手団全員が陰性だった。羽田空港では「やっと試合ができるなというのと、不安もすごくあるけど、自分ができることを精いっぱいやってこられたら」と語っていた。この日も出場チームにPCR陽性者が出た影響で第1試合の開始時刻が5時間ほど遅れ、先が見通せない中での白星。調整が難しい状況でも揺るぎない実力を見せ、2年ぶりの大会制覇へ力強く発進した。

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