バレットはラストゲーム飾れず「ラグビーはこういう結果もある」 日本復帰は「チャンスがあればぜひ」

2021年05月23日 17:02

ラグビー

バレットはラストゲーム飾れず「ラグビーはこういう結果もある」 日本復帰は「チャンスがあればぜひ」
<サントリー・パナソニック>パナソニックに敗れ、肩を落とすバレット(中央)らサントリーフィフティーン(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【ラグビー日本選手権兼トップリーグ・プレーオフトーナメント決勝   パナソニック(ホワイト・カンファレンス1位) 31―26 サントリー(レッドカンファレンス1位) ( 2021年5月23日    秩父宮 )】 今季1年契約でサントリーに加入したニュージーランド代表のSO/FBボーデン・バレット(29)は“ラストゲーム”を優勝で飾れなかった。
 前半5分には外へのロングパスを狙われてパナソニックCTBディラン・ライリー(24)にインターセプトを許し、先制トライを奪われた。「パスが通っていたらトライになっていた。ライリーがブリッツでスピードを上げてくることは計算に入っていたが、懸けたチャンスがうまくいかなかったということ。仕方がない」と振り返った。後半途中まで苦しめられたパナソニックのディフェンスについては「我慢強く規律が強いチーム。ラインスピードを上げてくるので外までボールを運べず、ジャッカルも得意な選手がいるので、こちらがさまざまなコンテストキックを蹴るイメージだった」と説明。今季初黒星でシーズンを終え、「ハーフタイムでリードされている時も勝てると思っていたが、ラグビーなのでこういう結果もある」と自分を納得させるように話した。

 2016、17年の世界最優秀選手は19年W杯で日本の環境に魅了され、トップリーグでのプレーを決断。正確なパス、キックに加え、持ち味のスピードとボディーバランスを生かしたランでトライも奪い、日本のファンを魅了した。「東京での時間も、サントリーでの時間も素晴らしいものだった。トップリーグはスキルが高く、スピードもある素晴らしいリーグ。6カ月間、サポーターに応援していただき感謝している。最後がいい形で終われなかったのは残念だが、自分がチームに新しい価値をもたらすことができたのなら光栄」と話した。

 今後はニュージーランドへ帰国し、2年契約を結んでいるスーパーラグビーのブルーズでプレーしながら23年W杯フランス大会を目指すという。「(コロナ禍で)チームメートと外で一緒に遊ぶことができなかったのは残念だが、サントリーのクラブもラグビースタイルも大好き。後悔は一切ない」と語り、日本に戻ってくる可能性を問われると「チャンスがあればぜひ戻ってきてプレーしたい。いろいろと経験したいことがある」と約束した。

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