最速女王はトンプソンヒラー 五輪で連覇 V4のジャマイカ勢は表彰台を独占

2021年07月31日 21:54

五輪

最速女王はトンプソンヒラー 五輪で連覇 V4のジャマイカ勢は表彰台を独占
陸上女子100メートルで五輪連覇を達成したジャマイカのトンプソンヒラー(AP) Photo By AP
 【東京五輪第9日 陸上 女子100メートル決勝 ( 2021年7月31日    オリンピックスタジアム )】 前日の予選を10秒82、この日の準決勝を10秒76で通過していたジャマイカのエレン・トンプソンヒラー(29)が10秒61の五輪新記録をマーク。200メートルを含めて2冠を達成した2016年のリオデジャネイロ大会に続いて、この種目で五輪連覇を達成した。
 2位には4大会連続で決勝に進出し、過去2回金メダルに輝いているジャマイカのシェリーアン・フレーザープライス(34)が10秒74で入り、10秒76で3位に入ったのは同じジャマイカのシェリカ・ジャクソン(26)。この種目のジャマイカ勢による表彰台独占はフレーザープライスが優勝した2008年の北京大会以来となった。

 陸上女子100メートルで2大会連続の金メダリストになったのは、ともに米国勢のワイオミア・タイアス(1964年東京&68年メキシコ)とゲイル・ディバース(1992年バルセロナ&96年アトランタ)、さらにこの日の決勝で2位となったジャマイカのシェリーアン・フレーザープライス(2008年北京&12年ロンドン)に続いてトンプソンヒラーが史上4人目。ジャマイカ勢は五輪のこの種目では4連覇となった。

 五輪の陸上女子100メートルでは、米国が1984年のロサンゼルス大会から2000年のシドニー大会まで5連覇を達成しているが、シドニー大会で1着となったマリオン・ジョーンズがその後薬物違反でメダルをはく奪されたために、4連覇扱いとなっている。

 なお前日の予選で11秒05をマークして準決勝進出を決めていたナイジェリアのブレッシング・オカグバレ(32)は薬物違反が判明して今大会での出場資格を失った。

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