走り幅跳び・橋岡 一発で予選通過 「かなりアドバンテージになる」 メダルの期待ふくらむ

2021年07月31日 21:16

陸上

走り幅跳び・橋岡 一発で予選通過 「かなりアドバンテージになる」 メダルの期待ふくらむ
男子走り幅跳び予選 1回目で8メートル17をマークした橋岡優輝(共同) Photo By 共同
 【東京五輪第9日 陸上・男子走り幅跳び予選 ( 2021年7月31日    オリンピックスタジアム )】 陸上男子走り幅跳び予選で、橋岡優輝(22=富士通)が1回目で8メートル17を跳び、決勝に進んだ。
 予選を、1回の跳躍で突破したのは、橋岡を含めて4人だけ。「とりあえず、ホッとしています。1本目で跳ぶことで、2日後の朝に予定されている決勝に向けての計画も立てやすいので、自分にとっては収穫があった。次に向けて準備できるのは、かなりアドバンテージになる」と、体力温存などに成功して、笑みを漏らした。

 緊張よりもワクワク感が体を包んだ。「やっと、自分の五輪が始まるんだな、と。昨日の夜からちょっとずつ感じていたが、きょうの朝起きて、時間が経つにつれてその思いがどんどん強くなってきて、早くやりたいなと思っていました」。踏み切り板まで、0・4センチという絶妙の踏み切り。調整もうまく合わせてきた。

 跳躍1回での突破に加えて、全体3位での予選突破は、メダルへの期待感が強まる。「まだ、きょうの段階では万全とはいえない跳躍。少し修正点を確認して、決勝に向けて新たなプランでやっていければ、(メダルが)近くなってくる」と話し、決勝の戦略を思い描いた。

 走り幅跳びのメダリストは、1936年ベルリン五輪の田島直人の銅メダル以来、出ていない。「(決勝は)自分の力を全て、もてあますところなく出し切れたと思えるような決勝になれば」と誓っていた。

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