新体操団体 フェアリージャパン涙の決勝進出、ミス連発し予選落ち覚悟も

2021年08月08日 05:30

新体操

新体操団体 フェアリージャパン涙の決勝進出、ミス連発し予選落ち覚悟も
<団体総合予選>日本のボールの演技 Photo By 共同
 【東京五輪第16日 新体操 ( 2021年8月7日    有明体操競技場 )】 団体総合の日本が予選通過を知ったのは、取材エリアだった。1種目目のボール、2種目目のフープ・クラブともに手具が場外となる痛いミスが出て、合計79・725点止まり。演技を終えた杉本早裕吏主将(25=トヨタ自動車)は、「一つのミスで順位が落ちるのを経験してきたからこそ、ちょっと意識してしまった」と予選落ちを覚悟していたという。
 沈痛な表情で報道陣に対応していると、1チームを残して8位以内が確定。メンバーは輪になって、安どの涙を流した。一度は諦めかけたフェアリーが、8日の決勝で狙うのは初の表彰台。杉本が「踊れることに感謝して、最後まで何があっても諦めない姿勢を見せたい」と言えば、竹中七海(22=トヨタ自動車)も、「あと1回、やってきた演技の良さを全て出したい」と声を震わせながら意気込んだ。

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