服部道子氏 渋野“転がすアプローチ”の距離感抜群

2021年08月21日 05:30

ゴルフ

服部道子氏 渋野“転がすアプローチ”の距離感抜群
ショットを放つ渋野(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン第2日 ( 2021年8月20日    スコットランド カーヌスティ・リンクス=6850ヤード、パー72 )】 【服部道子 メジャーの風】渋野選手は新しいスイングに慣れてきて自信を持って1Wを振れるようになっています。テークバックで間ができて下半身と上半身の捻転差が生まれ、以前よりも飛距離が出ていました。そのティーショットを生かし多くのバーディーチャンスをつくっていました。
 そして目を引いたのが転がすアプローチです。ワンクッションさせて寄せたり、凄く距離感が良かったと思います。リンクス対策で練習を積んできたことがうかがえます。優勝した2年前のような強気のパットが戻ってきたのも好材料です。

 笹生選手はアプローチの引き出しの多さが印象に残りました。グリーンを外した15番ではボールをふわっと上げて寄せました。リンクスは地面が硬くバンス(ヘッドのソール部分の出っ張り)がはじかれてボールが飛びすぎることがありますが、手首を柔らかく使ってボールだけを拾いスピンを利かせていました。子供の頃からいろんなライから遊び感覚で打ってきたからイメージを出しやすいのだと思います。

 畑岡選手は東京五輪の時より状態が良くなっています。アイアンの精度が高く、五輪では左右にぶれていたティーショットもフェアウエーを捉えています。2アンダーですが、余力を残して初日を終えたと思います。(プロゴルファー)

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