江口が初の九州社会人王者 佐賀No・1難コースを見事に攻略「ショットが良かった」会心の70

2021年09月13日 05:30

ゴルフ

江口が初の九州社会人王者 佐賀No・1難コースを見事に攻略「ショットが良かった」会心の70
一般の部で初優勝を決めた江口信二(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【内閣総理大臣杯第52回日本社会人ゴルフ選手権九州予選 ( 2021年9月12日    佐賀県 北山カントリー倶楽部=6632ヤード、パー72 )】 第40回九州社会人ゴルフ選手権を兼ねて行われ、6年ぶりに出場した江口信二(49=EXSIN)が4バーディー、2ボギーの2アンダー、70で回り、大会初優勝を決めた。シニアの部(55歳以上)は2オーバー、74の小坂鉄治(59=ニシスタ)がトップでベストシニアに輝いた。上位3人(同スコアはマッチングスコアカード方式で順位決定)とシニア上位2人が11月11、12日の日本社会人ゴルフ選手権(神奈川・相模原ゴルフクラブ西コース)の出場権を得た。
 来月26日に50歳の誕生日を迎える江口が4バーディー、2ボギーの70をマーク。佐賀県No・1の難易度を持つ北山を見事に攻略した。「今日はショットがよかった。グリーンも大きいので乗ってくれた」と前半インは9ホール中8ホールでパーオン。12番パー3(139ヤード)は8Iでピンそば10センチに寄せて初バーディーを決めた。後半アウトも3バーディー(2ボギー)を加え、後続に1打差をつけて初のタイトルをつかんだ。

 司ロイヤル(熊本)で開催された15年以来6年ぶり出場のきっかけは、北山のクラブハウスに掲示されていた大会ポスターだった。「ラウンドに来たときポスターに目が留まった。会場が変わっていたことに初めて気がつき、友人を誘って参加した」。前向きなゴルフへの姿勢が久々の出場での栄冠につながったのだ。10月には2年前、初日トップ発進して優勝争いの末に3位に入った九州ミッドアマ決勝が控え、さらにPGA福岡シニアオープンにも初参戦する。実りの秋の幸先よい1勝に「あまり調子がよくなかったので次のステップのいいきっかけになる」と気分も上昇ムードだ。

 年齢とともに視力が減退し「遠くのボールが見えにくくなった。最近はイエローのカラーボールに変えた」というが、ドライバーの飛距離は変わらず250ヤードをキープ。福岡市南区で貸しビル業を営み、14年の全日本シングルプレーヤーズ選手権で全国制覇を果たした実力者は、マイナーチェンジを試みながら次の舞台での飛躍を目指している。(中島 泉)

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