下部ツアーの賞金王・久常が松山超え目指す

2021年11月04日 19:16

ゴルフ

下部ツアーの賞金王・久常が松山超え目指す
13番でティーショットを放つ久常涼 Photo By スポニチ
 男子ゴルフのマイナビABC選手権(賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円)は4日、兵庫県加東市のABCGC(7217ヤード、パー72)で第1ラウンドを行った。
 今季のAbemaTVツアー(下部ツアー)の賞金王・久常涼(19=SBSホールディングス)が5バーディー、ノーボギーの67をマークし、首位に2打差の5アンダー、4位の好スタートを切った。残り3日間、石川遼(15歳245日)、松山英樹(19歳261日)、黄重坤(19歳41日)に続くツアー史上4人目の10代優勝を目指す。

 「刺激になっています」

 吸収力の大きな19歳が2週前のZOZOチャンピオンシップ(千葉・習志野CC)で米ツアー初挑戦。結果は通算5オーバーの52位だったが、ここでさらに経験値を上げてきた。世界最高峰のツアーならではタフなコースセッティングに対応するため多用せざるを得なかったロングアイアンやウッド。このロングショットがこの日はさえた。3番パー3では実測220ヤードを4IであわやホールインワンのOKバーディー。15番パー5(535ヤード)では250ヤードの第2打を3Wで3メートルに運び、イーグル逃しのバーディー。わずかな期間ながら成長を感じる初日の67となった。

 「シード権も獲りたいですけど、早い時期に優勝したいので」

 下部ツアー3勝の資格で10月のバンテリン東海クラシック以降のレギュラーツアー出場権を獲得。その東海クラシックでいきなり9位に入るなど、賞金を加算し、現在賞金ランキングは81位。今大会で単独3位以上の成績を残せば、トッププロの称号とも言える初の「賞金シード」も見えてくるが、頭の中にあるのはツアー初優勝のみ。勝てば19歳59日の新チャンピオンが誕生。「あのコースセッティングで15アンダー。別次元のプレーヤーです」と久常が畏敬するZOZOチャンピオンシップの覇者、松山英樹を超えることになる。

おすすめテーマ

2021年11月04日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム