樋口新葉 初の五輪で「うれしさと悔しさ」 SP、フリーで3回転半成功「また次の4年につながる」

2022年02月17日 23:33

フィギュアスケート

樋口新葉 初の五輪で「うれしさと悔しさ」 SP、フリーで3回転半成功「また次の4年につながる」
<北京五輪 フィギュア>女子フリー、演技をする樋口新葉(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【北京五輪第14日・フィギュアスケート女子フリー ( 2022年2月17日    首都体育館 )】 北京五輪フィギュアスケートの女子フリーが17日に行われ、ショートプログラム(SP)5位の樋口新葉(21=明大)はSPに続いてトリプルアクセル(3回転半)を決め、フリー140・93点、合計214・44点で5位となった。SP、フリーともにトリプルアクセルを成功したのは10年バンクーバー銀の浅田真央以来、五輪で日本人2人目となった。
 樋口は冒頭のトリプルアクセルを決めると、続く3回転ルッツ―3回転トーループで転倒したものの、「ライオンキング」の壮大な世界を情熱的に表現。演技後はやり切ったような笑顔を見せた。

 初出場となった五輪で5位に食い込み、「いつも転ばないようなところで転んじゃったりはあったんですけど、それでも最後まで集中は切らさずに雰囲気を楽しみながら滑れたと思います」と振り返った樋口。SP、フリーとトリプルアクセルをそろえたことには「今回初めてショートもフリーも成功できたので、残り1試合ありますけど、今回のことを忘れずにもっと成長していけたらなと思います」と話した。

 初めて立った大舞台。「最初はすごくフワフワした気持ちで楽しみな気持ちだったんですけど、独特な雰囲気だったりとかそういうものがだんだん入ってきて、それでも集中を切らさずに自分の夢だった舞台でしっかりとアクセルも成功できましたし、うれしい気持ちと悔しい気持ちを両方味わえたので、すごく良かったなと思います」と振り返る。「全部出し切れたという気持ちでもあるんですけど、もちろん悔しい気持ちもあるので、また次の4年につながるなと思いました」と早くも4年後に目を向けた。

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