元NHK福島放送局キャスター・荒響子さん 夫のパラアルペン・鈴木の体調管理に北京でも愛妻料理

2022年03月11日 05:30

アルペンスキー

元NHK福島放送局キャスター・荒響子さん 夫のパラアルペン・鈴木の体調管理に北京でも愛妻料理
(右から)鈴木猛史、愛士くん、響子さん(響子さん提供) Photo By 提供写真
 【北京冬季パラリンピック第7日 アルペンスキー ( 2022年3月9日    国家アルペンセンター )】 【支える人(6)】「北京でも家庭の味を」。元NHK福島放送局キャスターの荒響子さん(39)は、パラアルペンスキー14年ソチ金メダリスト、鈴木猛史の妻だ。現在はフリーアナウンサーとして働き、3歳の長男・愛士(まなと)くんを育てながらパラアスリートの夫をサポートしている。

 2人の出会いは、ソチ大会を終えた鈴木が金メダルを持って、響子さんが担当するラジオ番組に出演したことがきっかけだった。交際を経て16年2月に結婚。響子さんのパラアスリートを支える生活が始まった。

 “響子キッチン”で、夫の腸内環境を整えてきた。18年にアスリートフードマイスター2級を取得。食卓にはバランス良く、食品添加物のないメニューが並ぶ。ポイントは手作りのこうじ調味料だ。塩こうじ、しょう油こうじを常備。白砂糖は常備せず、代わりに甘酒を使用し、ドレッシングも手作り。トレーニング後の夕食には、高タンパク低脂質で、鉄分やミネラル豊富な鹿肉を使用した葉玉ネギのショウガ焼きで栄養を蓄える。

 愛妻料理の効果は抜群だった。結婚前は海外遠征から帰国すると、体調を崩すことが多かったという鈴木は「風邪をひきにくくなった。遠征でも最後まで耐えられる体は普段の食事が大きい」と感謝。今回の北京にも、味噌と甘酒を混ぜた響子さん特製「みそ玉」を持参し、極寒の地でも体の芯から温まっている。

 鈴木は大会最終日13日の回転で表彰台を狙う。「心の底から楽しんでほしい。喜ぶ顔を一緒に共有できたら」と響子さん。北京“出張”している鈴木家の食卓が強い味方だ。

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