バド男子複・園田啓悟、現役勢に活「何やってるんだ!」第一線退くも急造ペアで優勝

2022年06月01日 17:06

バドミントン

バド男子複・園田啓悟、現役勢に活「何やってるんだ!」第一線退くも急造ペアで優勝
急造ペアで男子ダブルスを制した園田(右)、金子組 Photo By スポニチ
 【バドミントン日本ランキングサーキット大会最終日 ( 2022年6月1日    さいたま市・サイデン化学アリーナ )】 各種目の決勝が行われ、男子ダブルスでは急造ペアの園田啓悟、金子真大組(トナミ運輸)が緒方友哉、柴田一樹組(NTT東日本)を2―0のストレートで下し、優勝を果たした。園田は「(このペアは)最初で最後。経験を伝えられ、コーチ兼任として役割は果たせた」と言い、金子は「社会人で初タイトルなのでうれしい」と話した。
 園田は嘉村健士との「ソノカム」ペアで東京五輪8強。既に第一線を退いてトナミ運輸で選手兼コーチとして活動中だったが、ポイントが足りずに正パートナーと組めなかった金子のオファーを受けて出場を決断。園田はわずか3週間の練習でピーク時よりも「5~6割」のコンディションで国内大会を制し「(現役勢は)何やってるんだ!と」と活を入れた。

 A代表不在の今大会に出場した現役勢との対戦で感じたのは「心配しかない」という思いだという。園田は「気持ちが伝わってこない。食ってやろう、代表を倒してやるという気持ちが足りない」と語り、あえて現役選手たちへ警鐘を鳴らした。
 国内の男子ダブルスは園田、嘉村組と遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス、現BIPROGY)が君臨。東京五輪後は園田、嘉村組と遠藤の3人は第一線を退き、コーチとして再出発している。現役のA代表には世界選手権を制した保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)がいるが、世界の第一線と渡り合える2番手ペアはいない状況となっている。

おすすめテーマ

2022年06月01日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム