朝乃山 6戦全勝も土俵際まで押し込まれ苦戦 敗れた勝呂「かなり悔しい」

2022年07月20日 12:52

相撲

朝乃山 6戦全勝も土俵際まで押し込まれ苦戦 敗れた勝呂「かなり悔しい」
<大相撲名古屋場所11日目>勝呂(右)を攻める朝乃山はは押し出しで破り6連勝 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所11日目 ( 2022年7月20日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 6場所の出場停止から今場所復帰した元大関・朝乃山(28=高砂部屋)が勝呂(25=藤島部屋)を下して三段目で6戦全勝とした。
 今場所初めて苦戦した。得意の右を差そうとするが、勝呂の激しい突っ張りで少し後退。なんとかつかまえようと肩越しに左上手を取ると一瞬もろ差しを許した。しかしそこからの対応はさすが元大関。左上手を放して右突き落としで回り込み、体を入れ替えて押し出した。要した時間は今場所最長の11秒。全勝まであと一つとした朝乃山はこの日も取材には応じなかった。

 敗れた勝呂は「勝ちにいかないといけないと思っていたので、かなり悔しいです」と振り返った。土俵際まで押し込むなど善戦し「自信になるところはあるけど、勝ちきれない甘さなど反省点の方が多い」とこの敗戦を成長の糧にする。拓大出身で全日本選手権3位に入ったこともある期待の25歳が確かな存在感を示した。

 三段目の6戦全勝は朝乃山、大青山(22=荒汐部屋)、篠原(20=藤島部屋)の3人となった。

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