太もも70センチの「飛ばし屋」亀代順哉が67で5位に浮上！1W破損トラブル乗り越え、初Vに照準

2022年08月20日 14:48

ゴルフ

太もも70センチの「飛ばし屋」亀代順哉が67で5位に浮上！1W破損トラブル乗り越え、初Vに照準 — 亀代順哉 Photo By スポニチ

【男子ゴルフツアー　長嶋茂雄招待セガサミーカップ第3日（ 2022年8月20日北海道　ザ・ノースカントリGC＝7178ヤード、パー72 ）】屈指の飛ばし屋で知られる亀代順哉（27＝フリー）が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで5位に浮上した。前日のティーオフ直前に得意とする1Wの破損が発覚したが、アクシデントを乗り越え、ツアー初Vを視界に捉える。

　トレードマークは競輪選手のような70センチの太腿。身長1メートル67ながら300ヤードを超す飛距離の源だ。そんな亀代がこの日はアプローチでも見せた。実測280ヤードに設定された17番パー4では残り30ヤードの2打目を60度のウエッジでチップインイーグル。一気に上位戦戦に食い込んできた。

　前日はまさかのトラブルに見舞われた。朝の練習中、1Wのソウル部分が割れていることが判明。急きょ、13本で回った。飛ばし屋が生命線の1Wを失い「気持ち的にも余裕がなくなった」と振り返る。だが亀代はへこたれなかった。9番パー5では1、2打目とも5Wで2オンする離れ業もみせ、決勝ラウンドに進んできた。

　自慢の太腿は幼少期から立派だったが、オフに徹底した走り込みでさらにパワーアップ。ジーンズが入らず私生活はもっぱら「ジャージ系です」と笑うが「やっぱり飛ばすには瞬発力が必要なので」と胸を張った。1Wもこの朝、無事にメーカーから新たな1本が届いた。好位置で迎える最終日。亀代は「最終日も自分の決めたマネジメントをするだけ。その結果がスコアにつながればチャンスはあると思う」と意気込んだ。　