高梨沙羅が今季初戦で2位 ファンの後押しに「凄く幸せな気持ち」

2022年08月20日 21:30

ジャンプ

高梨沙羅が今季初戦で2位 ファンの後押しに「凄く幸せな気持ち」
今季初戦で2位に入り、表彰式で笑みを見せる高梨沙羅 Photo By スポニチ
 【ノルディックスキーサマージャンプ2022山形蔵王大会 ( 2022年8月20日    アリオンテック蔵王シャンツェ ヒルサイズ=HS102メートル )】 女子は今季初戦となった高梨沙羅(クラレ)が、1本目に91・5メートル、2本目に95・0メートルを飛び、合計190・7点で2位だった。優勝は逃したものの、今年2月の北京五輪混合団体でのスーツ規定違反による失格で一時は引退を示唆するほど精神的に追い込まれた日本女子のエースが、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ再スタートを切った。
 ジャンプの内容には「かみ合わないジャンプが続いてる感じがする」と首をひねった高梨だが、一時は入場制限が掛かるほど多くのファンが詰めかけた蔵王初開催のサマージャンプ大会でシーズンのスタートを切り、「飛んでいる自分としては、凄く幸せな気持ちにさせてもらえた。(ファンが)楽しんで見てくれているのを見ると私もうれしいし、ジャンプをしている理由にもなっているので」と喜びをかみ締めた。

 コロナ下では国内開催のW杯が軒並み中止に追い込まれ、北京五輪も無観客開催だった。踏み切り台から飛び出し、誰もいない観客エリアを寂しく思いながら競技に打ち込む日々が2シーズンも続いていたが、この日は総計2100人ものファンが訪れ、高梨には最も大きな歓声が送られた。だからこそ「いいジャンプを飛べずに申し訳にない気持ち」と話したが、多く人の後押しを実感する大会となった。

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