69キロが239キロ寄り倒した 序二段・白猿が「体重差170キロ対決」制す
2022年09月14日 04:30
相撲
55キロで入門し、必死に体重を増やして1年半。ここまで大きな力士と対戦するのは初めてで「土俵に立ったら“デカッ!”と思った。謙豊さんしか見えなかった」と視界を遮られた。「足取りを考えていた」という作戦は決まらなかったが「勝てたのでよかったです」と頬を緩めた。
しこ名の由来は「申(さる)年」から。前日に結びで横綱・照ノ富士を破って初金星を挙げた翔猿と同じ理由だ。一回り年上の同じ申年、同じ小兵。猿のように素早く動き回る相撲を「まねしていこうと思っています」と参考にし、小さくても勝てることを証明した。
◇過去の体重差対決 大相撲史上最大の体重差は「191キロ」。12年初場所8日目、三段目の取組で82キロの大原(錣山部屋)が273キロの大露羅(おおろら、北の湖部屋)に挑戦し、勇み足で勝利。幕内では95年九州場所で284キロの小錦と100キロの舞の海による184キロ差対決がある。
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