スノボ戸塚優斗「どんどんチャレンジ」減量して超大技TC1440成功必ず

2022年09月14日 21:29

スノーボード

スノボ戸塚優斗「どんどんチャレンジ」減量して超大技TC1440成功必ず
練習の合間に練習仲間と談笑する戸塚優斗(中央) Photo By スポニチ
 スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子の戸塚優斗(20=ヨネックス)が14日、埼玉県嵐山町のジャンプ練習施設「埼玉クエスト」で練習を報道陣に公開し、新シーズンに向けて「守りに入らず、どんどんチャレンジしていきたい」などと意気込みを語った。
 20~21年シーズンはXゲームや世界選手権などタイトルを総なめ。北京五輪の金メダル最有力候補に躍り出て昨シーズンを迎えたものの調子が上がらず、2度目の五輪は10位と不完全燃焼に終わった。シーズン前から重点練習し、五輪金の鍵となると見られていた超大技トリプルコーク(TC)1440も実戦では出せず。「出せずに終わり悔しかった。次のシーズンはバシバシ出したい」と意気込んだ。

 五輪直後は気持ちが落ち込んだものの、オフも継続してジムトレーニングやジャンプ施設で練習を行っている。実は「五輪の時に体重が増えていた」といい、70キロだった無敗の20~21年シーズンから、4キロ増の74キロまでふくれ上がっていたという。「食べ過ぎてしまった。軽い方が(エアで)回るし、動けると思う」とすでに68キロまで減量。「もう少し落としたい」とキレを増した体でシーズン開幕を迎えるつもりだ。

 北京五輪ではTC1440を決めた平野歩夢(TOKIOインカラミ)が悲願の金メダルを獲得。スノボHPの技は4年に一度の五輪ごとにその難度を増しており、戸塚も「また4年後は進化して、ルーティンも複雑になる」と分析する。横に4回転半する1640、5回転する1800をルーティンに組み込むことも視野に入れており、「恐怖心はあるが、置いて行かれないようにしたい」と話した。

 今後は雪上練習のためにスイス・サースフェーに長期滞在し、12月からの本格的なシーズンに備える。W杯計5戦、2連覇が懸かる来年3月の世界選手権の他、冬季Xゲームやデューツアーなどのプロ大会も予定されており、「今年は余裕もあるし焦らないでいい。どんどんトライしたい」と気持ちを新たにしていた。

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