ゴルフアマ世界1位・中島啓太がプロデビュー「優勝を目指したい」と石川遼、松山英樹超えに挑む

2022年09月21日 16:19

ゴルフ

ゴルフアマ世界1位・中島啓太がプロデビュー「優勝を目指したい」と石川遼、松山英樹超えに挑む
<パナソニックOP・プロアマ>会見する中島啓太(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 男子ゴルフのパナソニック・オープン(賞金総額1億円、優勝賞金2000万円)は22日から4日間、兵庫県小野市の小野東洋GC(7113ヤード、パー72)で行われる。今大会がプロデビュー戦となる前世界アマチュアランキング1位・中島啓太(22=フリー)が21日、自身初のプロアマ戦に出場した後、プロとして初の公式会見に臨んだ。
 「1年前のこの大会でアマチュアとして優勝することができてそこから僕の挑戦が始まりましたし、1年後、この大会でプロデビューすることができてワクワクしていますし、これからいろんな挑戦をスタートしていけたらいいなと思います」

 昨年のこの大会で史上5人目のアマチュア優勝を果たし、その後、アジア・パシフィック・アマチュア選手権を制して今年4月のマスターズから全米オープン、全英オープンと海外メジャー3試合を経験した。世界最高のアマチュアに贈られるマコーマックメダルも史上初めて2年連続で受賞。アマチュアに留まっていれば、来年の全米オープン、全英オープンに出場できるが「アマチュアでやり残したことはない」と今月12日にプロ転向を宣言した。

 プロデビュー戦の時期については7月の全英オープン直後という選択肢もあったが「1年前この大会で優勝できて、1年後この大会でプロ転向するというストーリーが自分の中で凄く好きだったので」と敢えてディフェンディングチャンピオンとして出場するこの大会を選んだ。

 アップダウンが激しい京都・城陽CCで行われた昨年のこの大会は4日間ともパー3以外の全14ホールで第1打に1Wを選択。徹底した攻撃ゴルフで歴史的勝利を手にした。今大会はナショナルチームのコーチでもあるガレス・ジョーンズ氏の助言を基に、さらにメリハリを加えた「我慢強くアグレッシブに攻めていくゴルフを貫きたい。結果にもこだわりたいですし、優勝を目指して頑張りたい」という。

 過去アマチュア優勝を果たした倉本昌弘、石川遼、松山英樹、金谷拓実のプロデビュー戦は倉本2位、石川5位、松山10位、金谷7位。中島が今大会で優勝すれば、その4人を超えることになる。

 初体験だったプロアマ戦も終始、にこやかな表情で楽しみ、10番パー4(343ヤード)では残り40ヤードの第2打を60度のウエッジでカップに流し込んでイーグルを奪うなど、職業ゴルファーとして別の第一歩を踏み出した。

 「もちろん、世界で活躍できるような常に挑戦していくゴルファーを目指したいんですけど、まず、ゴルファーの前に一アスリートとして私生活も含めこれからアスリートを目指して行くジュニアの目標となれるように頑張って行きたい」

 近い将来の米ツアー挑戦を視野に入れながら年内は国内ツアーに専念するが、アマチュア世界一に輝いたスーパールーキー。唯一日本で開催される米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(10月13~16日、千葉・習志野CC)への2年連続出場の可能性も浮上している。

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