ANAオープン2位の石川遼「プロよりうまいアマチュアのプロ転向」と中島啓太の実力に太鼓判

2022年09月21日 17:09

ゴルフ

ANAオープン2位の石川遼「プロよりうまいアマチュアのプロ転向」と中島啓太の実力に太鼓判
<パナソニックOP・プロアマ>10番でワンオンを狙う石川遼(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 男子ゴルフのパナソニック・オープン(賞金総額1億円、優勝賞金2000万円)は22日から4日間、兵庫県小野市の小野東洋GC(7113ヤード、パー72)で行われる。前週のANAオープンでプレーオフの末2位に敗れた石川遼(31=CASIO)は21日、プロアマ戦に出場するなどして最終調整を終えた。
 「72ホールを終わって1位タイだっんで、最終日あれだけ差がある中、そこまでまくって行けたっていう点では良かったんですけど、あそこまでいったらいい終わり方したかったっていうのはあります」

 首位に6打差で迎えた最終日に8バーディーを奪って一時、単独首位に立ったが、終盤の16番パー3(169ヤード)でボギーを叩いて大槻智春とのプレーオフに。最終日唯一のボギーに悔いは残るが「ゴルフ全体的には悪くないんで、調子に乗らずにしっかり自分のことを理解してプレーしたいなと思います」と秋本番を前に上向いてきたゴルフに表情は明るい。

 弟・航の日体大の後輩でもある中島啓太が今大会でプロデビューすることについては自らプロデビューした2008年当時の心境も思い起こしながら次のように話した。

 「啓太はアマチュアではやり残したことはないと思います。満を持してプロになった、全てが準備できていてプロよりうまいアマチュアがプロになったって感じです。僕はめちゃくちゃ下手だと思ってましたし、プロで通用するとも思ってませんでした。日本アマにも2回出場して2回予選落ち。アマチュアでの成績は全然でした。年(16歳)も年でしたし、プロ転向することに賛成する人は少なかったですから」

 石川のプロデビュー戦は2008年東建ホームメイト・カップ。最終日を首位で迎え、優勝こそならなかったが5位の好成績で終えた。そのシーズンの賞金ランキングは5位。1億円以上を稼ぎ、結果的に順風満帆のプロ1年目となったが、シーズン序盤に4試合連続予選落ちも経験。当の本人はこの年を修行と位置づけ「2009年にシードを取れればいい」と考えていたという。

 「自分の場合は結果が出なくても前向きに、ゴルフがうまくなるためにはプロ転向が一番の近道だと思ってやってましたけど、啓太はそうはならないと確信しています」

 石川も太鼓判を押すプロよりうまいアマチュアのプロ転向。石川と中島のV争いがいきなり実現すれば、低迷する日本男子ゴルフ界も大いに盛り上がるのだが。

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