18歳・桜井心那「たくさん勝てる1番強いプロになりたい」 “史上初”下部ツアーで年間5勝を達成

2022年10月16日 14:47

ゴルフ

 18歳・桜井心那「たくさん勝てる1番強いプロになりたい」 “史上初”下部ツアーで年間5勝を達成
桜井心那 Photo By 代表撮影
 ルーキーの桜井心那(ここな、18=フリー)が、日台交流うどん県レディースゴルフトーナメントで優勝し、今季5勝目を挙げた。下部ツアーで年間5勝を達成したのは史上初の快挙となった。
 最終日は前半を前半のアウトを1バーディー、ボギーなしの35でターン。後半は11番でバーディーを奪うとそこから勢いに乗った。13、14番と2連続バーディーの後、15番ではイーグルを奪取。16番もバーディーを取り、2位と5打差で最終ホールを迎えた。

 そして、最終ホールはグリーン手前からチップインイーグルでフィニッシュ。桜井は、満面の笑みを浮かべ、力強く右こぶしを突き上げた。終わってみれば、2位に7打差をつける圧勝。後半のインは2イーグル4バーディーの28で、トーナメントコースレコードを更新する63だった。

 最終ホールのイーグルについて、桜井は「イーグル賞っていう看板が見えて、イーグル取りたいなと思って狙いました」と笑顔。「前半はショットは良かったんですけど、パッティングが後少し入らないみたいなことが多くて、でもラインには乗っていたので、あとはタッチが噛みあえば入るなっていうところで前半を終えて、そしたら後半はボコボコ入りだしました」と振り返った。

 前半は混戦模様だったものの、「今日は順位を意識せずに、自分のスコアだけ。5アンダーっていうところを目標にして、スコアだけ意識してラウンドしていたので、あまり他の人の順位とかは気にならなかったです」とコメント。トーナメントコースレコード63には「狙って出したわけじゃないので、嬉しいですけど…。嬉しいです!」と話した。

 18歳の桜井は、「まだ、運転免許も持っていないのでお母さんに試合に連れて行ってもらったり、地元での練習も付きっきりで連れて行ってもらったりしているので、そこはありがとうのひと言です。家族もメンタル面を落ち着かせてくれたり、毎日電話をくれたりするのでみんなの支えがあってこその優勝だと思います」と家族に感謝。今後の目標については、「たくさん勝てる1番強いプロになりたい。私がゴルフを始めたきっかけは石川遼選手の影響なので、私もジュニアが始めるきっかけになれるような選手になりたいと思います」と言葉に力を込めた。

 これまでの下部ツアーの年間最多優勝は、18年に河本結、19年にヌック・スカパンが記録した年間4勝。今春、長崎日大高を卒業したばかりのルーキーが、今季5勝目を手にして史上初の快挙を達成した。下部ツアーは残すところ3戦。さらなる記録更新に期待が高まる。

 ◇桜井 心那(さくらい・ここな)2004年(平16)2月13日生まれ、長崎県出身の18歳。6歳からゴルフを始める。得意クラブはドライバー。趣味は甘いものを食べる、お笑いを観る。1メートル66、62キロ。

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