安治川親方のおい・桜庭燎が伊勢ケ浜部屋入門 憧れの伯父は「アミちゃん」から「親方」に

2022年10月18日 18:38

相撲

安治川親方のおい・桜庭燎が伊勢ケ浜部屋入門 憧れの伯父は「アミちゃん」から「親方」に
安治川親方の甥で伊勢ケ浜部屋の桜庭燎(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が18日、東京・両国国技館で行われ、受検した10人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ、九州場所初日に合格が発表される。
 安治川親方(元関脇・安美錦)のおいで青森・五所川原農林高3年の桜庭燎(17)は、叔父のいる伊勢ケ浜部屋から受検。力士としては小柄な1メートル74、93キロの体格に「たぶん受かっていると思います。この体型で通用していけるか不安です」とやや自信なさげな様子だった。

 幼い頃から見てきた伯父の姿には「ファンを魅了するような相撲が凄い」と憧れてきた。自身も「すばしっこいしつこい相撲」を得意とする。目指す力士はもちろん「安治川親方」と答え、安美錦のしこ名を継ぐことも「うすうす思っています」と意識した。これまでは親方のことを「アミちゃん」と呼んでいたという。伯父とおいの関係も、これからは親方と弟子。「最近は“親方”と呼んでいます」。それでも親戚ゆえに昔のクセがとっさに出てしまう“危険性”もあり「ちょっとヤバいかもしれないです」と苦笑いしていた。

 目標は「まず1年で三段目の上まで行きたい。関取にはできるだけ早めになりたい」と語った。垂れ目の優しい表情はどことなく伯父に似ている。“安美錦2世”を目指す17歳が相撲人生の第一歩を踏み出した。

 ◇桜庭 燎(さくらば・りょう)2005年(平17)2月26日生まれ、青森県西津軽郡深浦町出身の17歳。小4から丹代道場で相撲を始め、鯵ケ沢中2年時に全国都道府県中学生大会軽量級(75キロ未満)8強。五所川原農林高3年時に東北大会100キロ級準優勝。伯父(母の兄)は安治川親方(元関脇・安美錦)。

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