20日から盛岡市でクライミングW杯開催 地元出身の伊藤ふたば「魅力伝わる登りを」

2022年10月18日 12:24

スポーツクライミング

20日から盛岡市でクライミングW杯開催 地元出身の伊藤ふたば「魅力伝わる登りを」
IFSC クライミングワールドカップ B&L コンバインドいわて盛岡2022開催記者会見に出席した(左から)藤井快、伊藤ふたば、野口啓代さん  Photo By スポニチ
 IFSCクライミングワールドカップ(W杯)B&Lコンバインドいわて盛岡2022(20日開幕、岩手県盛岡市)の開催記者会見が18日、東京都渋谷区の「RAYARD MIYASHITA PARK」2F吹き抜け広場で行われ、出場選手を代表して藤井快(29=TEAMau)、伊藤ふたば(20=同)が出席した。

 今季のW杯最終戦。日本国内でのW杯開催は19年以来、3年ぶりで岩手県では初めてとなる。昨夏の東京五輪ではスピード、ボルダリング、リードの3種目のコンバインド(複合)だったが、24年パリ五輪ではリードが単独種目となり、コンバインドはボルダリングとリードの2種目に変更、また、それぞれ種目の順位を掛け算して総合成績を決定する方式から、獲得ポイントを足し算して順位を決めるフォーマットに変更されることが決まっており、今大会の結果などからポイントの分配などの詳細を検討していくという。

 藤井、伊藤ともに韓国ソウルで開催されたアジア選手権から17日に帰国したばかり。藤井は「全然元気なので今週末も頑張れる」と好調をアピール。「コンバインドで初めてワールドカップがの日本で開催されることをうれしく思う。これをきっかけに自分の思いをパリに向け、頑張りたい」と語った。アジア選手権のコンバインドは日本勢が表彰台を独占する強さを発揮する中で2位。「アジア選手権でルールの解釈とか、どういう戦略を立てていくか、少し学ぶことができたので、それを今回に生かしたい」と意気込んだ。

 盛岡市出身の伊藤は「W杯開催は地元関係者の夢だと聞いていたので、それが叶い、自分が出られることは本当にうれしい」と地元開催を歓迎。「クライミングの魅力が伝わるような登りがしたい。パリ五輪に向けてコンバインドの新しい2種目のフォーマットでの経験をすることは大事だと思っているので、そこで、しっかり成績を残せるように頑張りたい」と抱負を語った。

 ゲストとして出席した東京五輪銅メダリストの野口啓代さん(33)は「次のパリ五輪のルールでの大会を生で見られること。そしてボルダリングの選手が上位にいくのか、リードの選手が上位にいくのかが見どころになる」と話し、「男女ともに日本人選手の表彰台争いになるのでは」と期待した。

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