岩崎亜久竜“ラッキーボーイ”2差3位 繰り上がり出場24歳が逆転初頂点へ

2022年10月30日 04:19

ゴルフ

岩崎亜久竜“ラッキーボーイ”2差3位 繰り上がり出場24歳が逆転初頂点へ
<平和PGM選手権 第3日>18番、ティーショットを打つ岩崎(撮影・西川 祐介) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 平和PGM選手権第3日 ( 2022年10月29日    茨城県 PGM石岡GC=7039ヤード、パー70 )】 出場資格がなく繰り上がり出場の岩崎亜久竜(あぐり、24=フリー)が3連続2度を含む8バーディー、1ボギーで3日目ベストの63。通算13アンダーとし11位から2打差3位へ浮上し、逆転初優勝に挑む。64をマークした星野陸也(26=興和)が15アンダーで首位に浮上。2日目首位の中島啓太(22=フリー)は68で3打差の5位に後退した。
 3番で6メートルを沈めた岩崎は4番6メートル、5番2メートルと3連続バーディーで上位に顔を出した。アドレスで左に向きすぎていたのを修正し、さらにリズムに乗る。12番からは2度目の3連続、16、17番の連続とバーディーラッシュ。最終18番で唯一のボギーを叩いたが自己ツアーベストの63に「6番からは安定し、パターがずっと良かった」と笑みを浮かべた。

 今月の米ツアーZOZOチャンピオンシップでは松山と練習ラウンドの機会があり「特にグリーン周りのアプローチはもっと頑張らなくては」と痛感。2番ラフ、8番バンカーからのアプローチでパーを拾うなどすぐに貴重な経験を生かした。

 ツアー2年目の今年はシード権はなく予選会9位の資格で出場。6月のツアー選手権3位、9月のパナソニック・オープン2位で賞金ランク9位につける。今週は出場資格はなかったが、欠場選手が出て開幕前日に繰り上げが決まった。ラッキーといえば2位だったパナソニック・オープンでアマチュアの蝉川が優勝したため優勝賞金2000万円を繰り下がりで手にし一気にランクアップ。ZOZO出場にもつながった。

 今週も含め残り6試合。ほぼ確実な日本シリーズ以外は確定していないため、「明日は伸ばさないと勝てないのでできることをきちんとやって」と初優勝へ力を込めた。

 ◇岩崎 亜久竜(いわさき・あぐり)1997年(平9)12月17日生まれ、静岡県出身の24歳。8歳からゴルフを始め、クラーク高から日大へ進学。20年9月にプロ転向。21年は下部ツアーを主戦場とし、最終予選会9位の資格で今季からレギュラーツアーに参戦。最高成績は9月のパナソニック・オープン2位。1メートル81、86キロ。

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