【全日本大学女子駅伝】5区区間賞の不破聖衣来「楽しむことは調子悪くてもできる」「一瞬一瞬が鮮明」

2022年10月30日 16:35

駅伝

【全日本大学女子駅伝】5区区間賞の不破聖衣来「楽しむことは調子悪くてもできる」「一瞬一瞬が鮮明」
不破聖衣来(22年9月撮影) Photo By スポニチ
 【全日本大学女子駅伝 ( 2022年10月30日    弘進ゴムアスリートパーク仙台~仙台市役所前市民広場 6区間38・1キロ )】 女子1万メートルで日本歴代3位となる30分45秒21の記録を持つ拓大の不破聖衣来が、最長区間の5区(9・2キロ)を駆け、29分39秒で区間賞を獲得した。チームは5位でシード権を獲得した。不破は「自分の区間は楽しく走るのが目標だった。つらいところもあったんですけど、沿道の応援のおかげで走ることができた」と振り返った。
 仙台入り後の前日練習では1000メートル3分15秒だったという。「自分の中で納得いく動きができなかった。不安があった」と振り返る。五十嵐監督からは「楽しんで走る」ことを告げられ、女子マラソンでシドニー五輪金メダルの高橋尚子さんからも「楽しんで走ってね」と連絡をもらったという。

 その言葉をもらい、不破は「楽しむことはいくら調子が悪くてもできる。楽しんで走ろうと思った」と切り替えて臨むことができた。「まさか区間賞取れると思っていあんかった、楽しんで走った結果。楽しむことが一番大事」と笑顔を見せた。

 昨年はこの大会でブレーク。今年は度重なる負傷や貧血などにも苦しみ、最近ではメンタル面で悩み「よく分からないまま走れない期間が続いていた」という。1年という月日が流れてのレース。「去年は何が何だか分からなかった。今年は楽しむことを意識していたので一瞬一瞬が鮮明に分かった。応援とか持っている物も見ている余裕があった。“拓殖”や“不破”と書いてあるのを見て元気が出た」と話した。

 今後は、12月の記録会で1万メートル日本記録更新を目指す。「今のままだと達成できない目標になってしまっている。そこに向けて、ここからしっかり練習していきたい」と決意を新たにした。

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