テニスBJK杯 ウクライナ監督「国を背負って戦うのはある意味軍隊」

2022年11月10日 04:11

テニス

テニスBJK杯 ウクライナ監督「国を背負って戦うのはある意味軍隊」
女子国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯日本戦を前に会見するウクライナのフィリマ監督 Photo By スポニチ
 テニスの女子国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯のプレーオフ日本―ウクライナ戦(11、12日)に向けた監督会見が9日、試合会場の東京・有明コロシアムで行われた。ウクライナのミハイル・フィリマ監督(39)はロシアから侵攻を受ける現状に「国を背負って戦うのはある意味軍隊と同じ。勝つことが普段に増して大切になる」と力を込めた。
 テニス協会の練習拠点は首都近郊ブチャにあり、建物もコートも全て破壊された。関係者によると、元世界13位のドルゴポロフ氏らが軍隊に入り前線に送られ、ミサイル迎撃班に配属された協会スタッフもいるという。今大会はシングルス3試合、ダブルス1試合で行われ、勝てば来年の予選ラウンド出場権を獲得。負ければ地域グループに回る。

 ≪今大会で退任の日本代表・土橋監督「正々堂々戦う」≫今大会を最後に退任する日本代表の土橋登志久監督(56)は「正々堂々と戦うことがウクライナに敬意を表することになる」と強調。次期監督には杉山愛さん(47)が内定しており「いい形でバトンを渡すことが最後の仕事」と力を込めた。日本協会は日本在住や日本に避難中のウクライナ人を試合に招待しており、最大で600人が観戦予定。今大会の入場券1枚につき500円を義援金としてウクライナ協会に送る。

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