明大ロック武内慎、スクラム&キックチャージで勝利貢献「強い気持ちでいった」 感情表現でチーム鼓舞

2022年12月05日 05:29

ラグビー

明大ロック武内慎、スクラム&キックチャージで勝利貢献「強い気持ちでいった」 感情表現でチーム鼓舞
<早大・明大>新国立競技場になってから初めての早明戦で勝利、スタンドに向かって喜ぶ明大の選手たち(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【関東大学ラグビー対抗戦グループA   明大35―21早大 ( 2022年12月4日    国立競技場 )】 98度目となった伝統の一戦は明大が早大を35―21で下し、通算成績を41勝2分け55敗とした。ロック武内慎(4年)らFW陣がセットプレーで好機を演出し、バックス陣が計5トライ。対抗戦を6勝1敗の2位で終えた。全国大学選手権の出場校も全て決定。明大は初戦となる25日の準々決勝で、早大―東洋大の勝者と対戦する。
 FW陣が流れを引き寄せた。前半の3トライはいずれも、ラインアウトが起点。前半20分には、自陣右ゴール10メートル前のスクラムで力強く押し込み、反則を奪った。「スクラムにこだわってやってきた。仕掛けていけて良かった。強い気持ちでいった」と武内。国立に響き渡った雄たけびが、チームを鼓舞した。

 さらに、見せ場は同37分だった。敵陣左22メートルライン内側でキックチャージに成功。相手SHがラックから取り出して蹴る瞬間に狙いを定め、両手を伸ばした。「プレッシャーをかけるイメージ持ち続けていた」。両手でガッツポーズし、再び叫んだ。自陣では必死に相手を食い止め、主導権を渡さない。ディフェンスでも「一人一人が前に出ることを意識した」と攻めの姿勢を貫いた。

 9季ぶりに国立競技場で行われた伝統の一戦を制した。「憧れの舞台。誇りに思う」と武内。次は大学選手権で頂点を狙う。昨季は決勝で帝京大に敗れ悔し涙。今季の対抗戦でも黒星を喫した。決勝(1月8日、国立)へ進めば、再戦の可能性がある。「決勝でしかリベンジできない。昨季決勝と今季対抗戦のリベンジをする」。雪辱して、再び国立で勝利の雄たけびをあげる。

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